“サウンド”で体感するレクサスのFモデル:東京オートサロン2015(1/2 ページ)
トヨタ自動車はカスタムカーの展示会「東京オートサロン2015 with NAPAC」で「LEXUS(レクサス)」の専用ブースを展示。“音”をコンセプトにしたという同ブースでは、「レクサスRC F」をベースとするレーシングカー「レクサスRC F GT3 Concept」と「レクサスRC F CCS Concept」の2台のコンセプトカーが披露された。
トヨタ自動車はカスタムカーの展示会「東京オートサロン2015 with NAPAC」(2015年1月9日〜12日、幕張メッセ)で、同社の高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」の専用ブースを出展した。“音”をコンセプトにしたという同ブースでは、2014年10月にレクサスの高性能スポーツグレードであるFモデルの復活第1弾として発売された「レクサスRC F(以下、RC F)」をベースとするレーシングカー「レクサスRC F GT3 Concept(以下、GT3 Concept)」と「レクサスRC F CCS Concept(以下、CCS Concept)」の2台のコンセプトカーが展示された。
「RC F GT3 Concept」の走行音を体感
カスタムカーの展示会として、ユニークなブースが多い東京オートサロンの中でも存在感を発揮していたレクサスブース。「LEXUS SOUND STUDIO "F"」と名付けられた一角には、GT3 Conceptの上から鈴なりに「M(Music)」と「S(Sound)」と書かれた2種類のヘッドフォンがつるされていた。Mと書かれたヘッドフォンからはRC F GT3 Conceptの走行音を、Sと書かれた方ではオランダ人アーティストのSick IndividualがRC F GT3 Conceptの走行音を基に制作したオリジナル楽曲を聞くことができた。
今回展示されたRC F GT3 Conceptの外形寸法は全長4705×全幅2000×全高1270mmで、エンジンはRC Fの排気量5.0l(リットル)のV型8気筒エンジンに改良を加え、最高出力を330kWから397kW以上に高めたものが搭載されている。
トヨタ自動車はレクサスブランドを中心に欧州の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」や国内の「スーパーGT」など、GT3規格の車両が出場できるレースに向けた新たなレーシングカーの開発を進めている。GT3 Conceptもこうしたレーシングカーへの取り組みの一環として開発されており、車両重量はGT3規格の制限重量である1250kgとなっている(関連記事:「レクサスRC」に“F SPORT”、2015年投入のGT3レースカーコンセプトと併せて披露)。
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