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「空飛ぶ車を作る」。未来の夢じゃなくて、現実のお話zenmono通信(1/3 ページ)

モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、Cartivator代表の中村翼さんにお話を伺った。

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本記事はモノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から転載しています。


enmono三木氏 明けましておめでとうございます。第96回マイクロモノづくりストリーミングは、御茶ノ水の「TAMコワーキングスペース」からお送りします。ゲストはCartivator代表の中村翼さんです。Cartivatorは空飛ぶ車「SkyDrive」を開発する、若手エンジニア団体です(関連記事:空飛ぶクルマ「SkyDrive」は東京五輪の聖火台点火に挑めるのか)。本日はSkyDriveプロジェクトについてお話を伺いますが、現在、クラウドファンディングでプロジェクト支援を募集中です。皆様ぜひ、ご支援をお願いできればと思います。それでは中村さん、自己紹介をお願いします。

中村氏 自動車会社で設計を担当していまして、業務外の有志活動でCartivatorを立ち上げました。この活動を始めた理由は、生涯を通じてやりたいことがあるからです。私は子どものころフェラーリに憧れて、小学生の時から「カッコよくて速く走れるモノを作りたい!」という思いを持っていました。

enmono三木氏 小学生の時からですか。それで、そのための勉強をしようと。

中村氏 自動車エンジニアになりたくて、理工系に進みました。自動車会社に就職してその夢はかなったんですけれども、スーパーカーのような夢のある車を作ることは、会社の中ではすぐに実現できません。2年前、ある方から「思いがあるなら、実際にアクションを起こしてみたら? 社会人向けのビジネスコンテストがあるよ」と教えていただいて。友人2人と出場したところ、20チームの中から優勝することができました。

enmono三木氏 どのようなものを提案したのですか?

中村氏 オーダーメイドの車の製造・販売プランを提案しました。小さい電気自動車のカテゴリは、他に比べて法的な自由度があるところなんですね。1人、2人乗りの電気自動車を使って、外板部分を変えられるようなモデルを考えました。「せっかく優勝したのだからプランを形にしていこう」と、会社に提案しながら平行して、自分たちでアイデアを練り直してきました。3人だったメンバーも今では10人に増え、コアメンバー以外を含めると40人くらいいます。

enmono三木氏 エンジニア系だけでなく、ビジネス系の人もいますね。

中村氏 私がどちらもやりたいタイプなので。大学の時、学生フォーミュラという学生がレーシングカーを製作して競い合うコンペティションに参加し、チームリーダーを務めていました。メンバーを増やすためホームページを製作してPRしたり、スポンサーまわりをしてメーカーから部品を提供していただいたり、あらゆることをしました。

enmono三木氏 その時のマネジメント経験が生きているのですね。

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