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Microsoft Azure CertifiedバージョンのクラウドPLMがリリース:製造ITニュース
サプライチェーン展開、ジョイントベンチャー、ライフサイクルの短い製品開発などの場面で、フル機能搭載でセキュアなクラウドPLMが利用できる。
米Arasは2014年12月8日、Azure Marketplace内のクラウドアプリケーション「Azure Virtual Machine Gallery」において、Aras InnovatorエンタープライズPLMシステム「Microsoft Azure Certifiedバージョン」をリリースした。
同システムは、部品表、ドキュメント、リビジョン、バージョンなどの管理をはじめ、アイテムとファイルの関係づけ、構成管理、ステージゲートによるプロジェクト管理など、さまざまな機能を備えている。
これにより企業では、サプライチェーン展開、ジョイントベンチャー、ライフサイクルの短い製品開発などの場面で、フル機能搭載でセキュアなPLMが利用できる。
高セキュリティかつ低コストのため、迅速な導入・運用が求められる業務や、短期または期間限定の業務、PLMのライセンス費用の問題を解消したいプログラムなどには、Azure上で利用するのが理想的だという。特に、顧客、拡張サプライチェーンとのコラボレーション、セキュアなスタンドアロンPLM製品を必要とするジョイントベンチャーなど、従来のPLMシステムでは対応しきれなかったプロジェクトに対応できる。
さらに今回、Microsoftと協力したことで、従来のPLMに収まらないプロジェクトや製品ラインに使用できる完全なクラウドPLMの提供が可能になったとしている。
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