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5つの世界観を表現した「N-BOX SLASH」、全高1670mmのクーペスタイルに車両デザイン(2/2 ページ)

ホンダは、軽自動車「Nシリーズ」第5弾となる「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」を発売した。全高を1670mmに抑えるなどして、箱型スタイルながらクーペのように見えるデザインに仕上げた。新開発の9スピーカーオーディオシステム「サウンドマッピングシステム」を採用するなど車室内の装備も充実させている。

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ポスト「bB」を目指す「サウンドマッピングシステム」

 N-BOX SLASHのもう1つの特徴は、最上位の「Xグレード」に装備されるサウンドマッピングシステムだろう。「走るオーディオルーム」を開発コンセプトとしているところや、9スピーカーシステムの採用は、トヨタ自動車のトールワゴン「bB」をほうふつとさせる。

 9スピーカーの構成は以下の通り。車両前方では、レスポンスが良く、迫力のある低音再生のため採用した17cmケブラーコーンスピーカーを左右に配置した。インパネ下部には、コンパクトで迫力ある重低音再生を実現するため、音響ブランドFOSTEXと共同開発した専用のバックロードホーン型サブウーファーを組み込んでいる。左右のフロントドアには、クリアで繊細な高音を再生するためのアルミドームが内蔵されている。

「サウンドマッピングシステム」の9スピーカーの構成
「サウンドマッピングシステム」の9スピーカーの構成(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 車両後方では、左右のリヤドアに12cmケブラーコーンスピーカーとアルミドームを組み込んだ。さらに、高音質でハイパワーなサウンドになるようプリアンプとパワーアンプを分離。専用のMOS-FETパワーアンプを新開発して、7チャネルの駆動と360Wの出力を実現した。加えてサウンドマッピングシステム搭載車では、さらなる静粛性を追求して防音材を追加しているという。

「N-BOX SLASH」の静粛性向上の施策
「N-BOX SLASH」の静粛性向上の施策。「サウンドマッピングシステム」搭載車はルーフライニングインシュレータを追加し、フロントドアホールシールの性能を向上している(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 ディーラーオプションとして、車外からのノイズやスピーカーの音によるドアパネルやライニングなどの不要な微振動を低減する新開発のデッドニングキット「ピュアサウンドブース」設定するこだわりようだ。

 この他、サウンドマッピングシステム搭載車は、「Qi(チー)」に対応するワイヤレス充電器を搭載。スマートフォンを充電しながら、スマートフォンの楽曲データを楽しむことが可能だとしている。

ターボと4WDは免税対象にならず

 JC08モード燃費については自然吸気エンジンのFF車モデルが25.8km/l(リットル)で、エコカー減税の免税対象となっている。自然吸気エンジンの4WD車モデルは24.8km/l、ターボエンジンのFF車モデルは24.0km/lなので、エコカー減税については自動車取得税が80%、自動車重量税が60%減税にとどまる。

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