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ロボット製作に最適、オリジナルマインドが薄板加工用卓上CNCフライスを刷新メカ設計ニュース

主に個人向けに卓上加工機を開発/販売しているオリジナルマインドは、軽金属や樹脂などの薄板加工用の卓上CNCフライス「KitMill SR200/420」を発売した。5年ほど前に発売した「mini-CNC HAKU」の後継機となる。

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 主に個人向けに卓上加工機を開発/販売しているオリジナルマインドは2014年12月6日、軽金属や樹脂などの薄板加工用の卓上CNCフライス「KitMill SR200/420」を発売した。税込み価格はKitMill SR200が26万8000円、KitMill SR420が32万8000円。初年度販売目標台数は約150台。

 オリジナルマインドの「KitMillシリーズ」は、購入者が組み立てるキット式の卓上CNCフライスである。2011年以降、小型/低価格を特徴とする「KitMill BT100/200」、広い加工面積に対応する「KitMill RD300/420」、電子基板加工用の「KitMill CIP100」などを投入してきた。2014年夏には鋼材の加工が可能な「KitMill AST200」を発売したばかり。

 同社は5年ほど前に、薄板加工用の卓上CNCフライス「mini-CNC HAKU」を発売。ロボット製作を行う個人ユーザーなどから高い評価を得ていた。今回発表したKitMill SR200/420は、mini-CNC HAKUから各種基本性能などを向上した後継機となる。

「Maker Faire Tokyo 2014」で披露した「KitMill SR200」と作例
「Maker Faire Tokyo 2014」で披露した「KitMill SR200」と作例。アルミ板、樹脂の他、オプションを使えば紙フェノールのプリント基板も加工できる(クリックで拡大)

 KitMill SR200/420の作業テーブルのサイズは、KitMill SR200がX軸350×Y軸200mmで、KitMill SR420がX軸350×Y軸420mm。一方、mini-CNC HAKUは、X軸200×Y軸300mmとX軸200×Y軸420mmの2品種だった。奥行きとなるY軸が長いmini-CNC HAKUと比べて、KitMill SR200/420は作業者の前面にくるX軸を幅広くとっているので「作業性が大幅に向上する」(同社)という。

 また、より高性能のモーターやリニアガイドの採用により、切削性能(切り込み量、速度)や精度もmini-CNC HAKUより向上している。4枚刃のスクエアエンドミル(2φ)を使ったアルミ板の作例では、切り込み量0.1mmに対して送り速度は1000mm/分である。性能向上だけでなく作動音も静かになったとしている。

 主に個人ユーザーをターゲットとしていることもあり、ベースカラーを白色にするなどデザインにも配慮した。「部屋の中に置けるようなデザインを心掛けた」(同社)という。

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