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タカタのエアバッグ問題はISO26262で解決できるのかオートモーティブ メルマガ 編集後記

トヨタの大規模リコールのときも同じことを思いました。

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 この記事は、2014年12月9日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


タカタのエアバッグ問題はISO26262で解決できるのか

 現在、自動車関連で最も注目を集めている話題と言えば、日本のティア1サプライヤであるタカタ製エアバッグによるリコール問題でしょう。

 不具合の原因は、大きな衝撃を受けた際にエアバッグ本体を瞬時に膨らませて乗員を守るため、窒素ガスを発生させるのに用いるインフレータという部品にあります。窒素ガスを発生させるガス発生剤の製造時に、加圧力が不足したり、過度な吸湿があったりしたことがあったため、問題のあるインフレータを組み込んだエアバッグは、衝突時にエアバッグを展開する際に、金属製のインフレータ容器を破壊するレベルで内部の圧力が急上昇し、飛び散った容器の破片などで乗員が負傷する恐れがあるのです。

 この不具合については、2013年4月に発表した助手席用エアバッグのリコールの追加措置ということで、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダ、マツダなどが2014年6月に実施したことで沈静化したかに見えました。

 しかし同年10月以降、助手席用エアバッグ以外の不具合も報告され、リコールの対象範囲は拡大。米国政府の公聴会での対応や、全米リコールをちゅうちょする姿勢などから米国内ではバッシングに発展しており、もはや収拾がつかない状況になっています。

 今回のタカタのエアバッグ問題を見ていて、自動車業界向けの機能安全規格であるISO 26262に準拠していればここまでの問題にならなかったのかどうかを知りたくなりました。

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