ホンダ「グレイス」は5ナンバーハイブリッドセダンを革新できるのか:「カローラ アクシオ ハイブリッド」と比較(1/3 ページ)
ホンダは、5ナンバーサイズの新型ハイブリッドセダン「GRACE(グレイス)」を発売した。1モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD(i-DCD)」を搭載するなどしてJC08モード燃費で34.4km/lを達成。後席の快適性や、トランクスルー可能な荷室などにもi-DCDの特徴が生かされている。
ホンダは2014年12月1日、5ナンバーサイズの新型ハイブリッドセダン「GRACE(グレイス)」を発売した。2013年9月発売の「フィット ハイブリッド」、同年12月発売の「ヴェゼル ハイブリッド」と同様に、排気量1.5l(リットル)の直噴ガソリンエンジンと1モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD(以下、i-DCD)」を搭載しており、JC08モード燃費で34.4km/lを達成した。税込み価格は、2WDモデルが195万〜221万円、4WDモデルが214万4000〜240万9800円。月間販売目標台数は3000台。
3代目「シビック」と同様の革新をコンパクトセダンにもたらす
ホンダの国内販売を担当する専務執行役員の峯川尚氏は、「セダンには、時代を超えた価値がある。当社はそのセダンに注力するため、『EARTH DREAMSセダンシリーズ』として、2013年6月発売の『アコード ハイブリッド』、2014年11月発売の新型『レジェンド』を展開してきた。第3弾のグレイスで同セダンシリーズは完成した」と語る。
さらに、「今回、グレイスのコマーシャルソングに『What a Wonderful World(この素晴らしき世界)』を採用した。1983年発売の3代目『シビック』でもこの曲を使ったが、グレイスも3代目シビックと同様の革新をコンパクトセダンにもたらすと考えている」(峯川氏)と強調した。
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