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ホンダ「N-BOX」にクーペ風の派生車種、スズキ「ハスラー」に対抗:車両デザイン
ホンダは、新開発の軽自動車「N-BOX SLASH」を2014年12月22日に発売する。クーペもしくはクロスオーバーSUVを意識したデザインで、販売が好調なスズキの「ハスラー」が直接の競合車になりそうだ。
ホンダは2014年11月27日、新開発の軽自動車「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」について、同社Webサイトでの先行公開を始めた。N-BOX SLASHは同年12月22日に発売される予定。
N-BOX SLASHは、同社の軽自動車「Nシリーズ」の第5弾に当たる。Nシリーズ独自のセンタータンクレイアウトを用いたパッケージングや、優れた使い勝手を踏襲しながら、「“もっと格好良く”、“もっと面白く”という開発当初からの想いを具現化」(ホンダ)したという。エクステリア、インテリア、カラーをトータルに考えた5つのデザインストーリーを持たせたとしている。
車両の外観は、N-BOXのような箱形ではなく、ボディのサイドラインを上方にはね上げる一方で、屋根部は車両後方に向かって少し下がるようなデザインとなっている。後席ドアのアウターハンドルを窓枠横に配置するなど、クーペもしくはクロスオーバーSUVを意識しているように感じられる。クロスオーバーSUVタイプの軽自動車をうたい、販売が好調なスズキの「ハスラー」が直接の競合車になりそうだ。
また8つのスピーカー+サブウーハーから構成される「サウンドマッピングシステム」も採用する。軽自動車の場合、設置スペースに限りがあることから、これだけのスピーカー数を持つサウンドシステムはあまり設定されない。
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