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フォルクスワーゲンが燃料電池車にも生かす「MQB」の強み:燃料電池車(1/4 ページ)
フォルクスワーゲングループは、「ロサンゼルスオートショー2014」において、一気に3台の燃料電池車のコンセプトカーを披露。モジュラープラットフォーム「MQB」の強みを生かし、主力車種「Golf」で燃料電池車を展開できることを示した。
2014年11月中旬、国内自動車業界の話題を燃料電池車が独占した。同年11月17日にホンダが2015年度内に量産販売する燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」を、11月18日にはトヨタ自動車が12月15日に発売する燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を発表したからだ。
燃料電池車開発で世界に対する優位性を示した2社だが、両社とも燃料電池車については開発パートナーが存在する。ホンダはGeneral Motors(GM)、トヨタ自動車はBMWである。また、日産自動車とDaimler(ダイムラー)、Ford Motor(フォード)の3社は、2017年に燃料電池車の量産を目指している。
大手自動車メーカーで、独自に燃料電池車の開発を続けているのはVolkswagen(フォルクスワーゲン)グループと現代自動車の2社になる。このうちフォルクスワーゲングループは2010年以降、燃料電池車のコンセプトカーを公開していなかったが、「ロサンゼルスオートショー2014」(一般公開日:2014年11月21〜30日)において、フォルクスワーゲンブランドから「Golf SportWagen HyMotion」と「Passat HyMotion」、Audi(アウディ)ブランドから「A7 Sportback h-tron quattro」の3台を一気に出展した。
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