カマコンバレー!? 鎌倉ヤバイ! ――クラウドファンディングで鎌倉から世界へ:zenmono通信(1/2 ページ)
モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、村式 代表取締役の住吉優さんにお話を伺った。
本記事はモノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から転載しています。
enmono三木氏 本日は、村式 代表取締役の住吉優さんにゲストとしてご出演いただきます。趣のあるこちらの古民家は、村式さんの本社です。Webページも日本的ですよね。
住吉氏 村式はWebのベンチャー企業で、9年目の会社です。「日本×ITテクノロジー」をキーワードに、「魂がビリビリしびれる日本発の“ヤバイ事業”をどんどん生み出していく」という理念で今、16人でやっています。魂が揺さぶられるような、震えるような仕事がしたいですし、一言でいうと、閉塞感をブッ飛ばしたいんですよ。
enmono三木氏 私たちも一緒です。
住吉氏 それで、あえてキレイではない日本語で理念などを語って、それにマッチするような事業を展開しています。ITの中でも、ECサイトの構築やネットショップの運営が得意です。僕らが手掛けたサイトの中で一番成長しているのが「iichi」という、日本でモノづくりをしている作家さんの作品を紹介しているサイトです。約1万3千人の作家さんに登録していただいて、日本のCtoCのマーケットプレイスだとトップクラスに入っている事業を、博報堂さんやカヤックさんと一緒に運営しています。日本には昔から職人さんたちがいて、良いモノを作ってきました。ただ、なかなか触れる機会がないので、作り手の方たちの世界感をきちんと伝えた上でネットの力で広めていこうと考えました。
enmono三木氏 私と住吉さんの出会いも、「カマコンバレー」がきっかけです。
住吉氏 カマコンバレーは「鎌倉の町を良くしよう」と考えている集団で、ITが得意なメンバーが多いので、鎌倉で活発に活動されている方をITで応援したりさまざまなイベントを企画したりしています。
enmono三木氏 私は1番目の個人会員です。今はメンバーが増えてきていますよね。
住吉氏 個人会員が80人、法人会員が16社で70人で、合計約150人が参加しています。
enmono三木氏 商店街での土産屋さん、定食屋さん、呉服屋さん、お坊さんなど、バラエティに富んだメンバーが多いですね。皆、「鎌倉を面白くしたい」という気持ちです。
住吉氏 月に1度の定例会では、街で面白い活動をされている方をお呼びして、志を語っていただいています。全員で、課題を解決するためのアイデアを出すのです。毎回、多くのアイデアが出るのですが、現実化させるにはお金も必要です。それで、鎌倉市活性化のためのクラウドファンディング、「iikuni(いいくに)」の運営を始めました。
enmono三木氏 鎌倉ファンの県外の方や法人の方などにもサポートしていただいているのが特徴的です。
住吉氏 これまでに12個のプロジェクトが成立していて、成立率が90%を越えています。
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