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「進撃の巨人」の立体機動装置をリアルに再現、2015年初にデモを披露:Maker Faire Tokyo 2014
漫画/アニメの「進撃の巨人」で、主人公たちが敵の巨人を倒すために使っている立体機動装置。「Maker Faire Tokyo 2014」に出展したらってん技研は、この立体機動装置を再現するプロジェクトの開発成果を公開した。
漫画/アニメの「進撃の巨人」で、主人公たちが敵の巨人を倒すために使っている立体機動装置。「Maker Faire Tokyo 2014」(2014年11月23〜24日、東京ビッグサイト)に出展したらってん技研は、この立体機動装置を再現するプロジェクトの開発成果を公開した。
展示したのは、巨人に攻撃するための剣と、操作部となる柄、操作結果を受けて圧縮ガスボンベのバルブなどを動かす制御部である。
操作部は、撃鉄が付いている点が拳銃と似ているものの、引き金が2個、自転車のブレーキのような引き手ある。作中の設定では、これら4つの入力部の組み合わせによって立体機動装置のさまざまな動作が行えるとされている。この操作結果を受けて、実際の動作を決定する制御部は、リレーなどの電子部品で構成されており、マイコンなどは使用していないという。
「作品中の技術レベルではマイコンがあると思えないこと、操作時に発生する『カチッ』というリレーの接続音などを再現したかったこともあってこういった仕様になった」(説明員)という。
なお、既にかなりのレベルで開発進んでおり、2015年初には、再現した立体機動装置のデモンストレーションを動画投稿サイトで披露する予定だ。
左側の写真は立体機動装置の操作部と制御部。筐体に入っている制御部は、小型化した上で圧縮ガスボンベなどと一緒に立体機動装置の本体に装着される予定。右側の写真はCNC加工で金属板から製作した操作部のパーツ(クリックで拡大)
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