ポケットに入るスパコン「Parallella board」を展示、アールエスコンポーネンツ:組み込み開発ニュース
アールエスコンポーネンツは「第11回 ECO-MAnufacture(製造業向けエネルギー・環境対策展)」(会期:2014年11月12〜14日)に出展し、先日販売開始を発表したばかりの米Adapteva製並列処理用ボードコンピュータ「Parallella board(パラレラボード)」を展示した。
アールエスコンポーネンツは「第11回 ECO-MAnufacture(製造業向けエネルギー・環境対策展)」(会期:2014年11月12〜14日/場所:東京ビッグサイト)に出展し、同年11月10日に販売開始を発表したばかりの米Adapteva製並列処理用ボードコンピュータ「Parallella board(パラレラボード)」を展示した(関連記事:アールエスコンポーネンツ、“名刺サイズスパコン”「Parallella board」発売)。
Parallella boardは、名刺サイズの小型ボード(90×55×18mm)上に、ARM Coretex-A9ベースのXilinx製SoC FPGA「Zynq-Z7000シリーズ」と、演算用アクセラレータ「Epiphany III(16コア)」を搭載。UbuntuなどのLinux OSを使用することで、並列処理プログラミングを行うことが可能である。クラウドファンディング「Kickstarter」で開発資金の調達に成功したオープンソースプロジェクトとして知られ、現在、多数のエンジニアが開発に参加しているという。
Parallella boardは、サーバ版「Micro-Server(P1600)」、デスクトップ版「Desktop-Computer(P1601)」、組み込み版「Embedded-Platform(P1602)」が用意されており、販売価格はそれぞれ1万3500円、1万6600円、2万6700円(税別)となる。制御用ICはサーバ版とデスクトップ版が「Zynq-Z7010」を、組み込み版が「Zynq-Z7020」を採用する。その他の仕様は以下の表をご覧いただきたい。
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