タムロン、3.1μmピクセルピッチ・イメージャー対応の工業用単焦点レンズを開発:FAニュース
1.1型の工業用単焦点レンズ「M111FM50」は3.1μmピクセルピッチ・イメージャーに対応。最新の光学設計技術により、大口径ながら画面中心から周辺に至るまで、高解像・高コントラストな画像を提供できるという。
タムロンは2014年10月28日、超高性能ピクセルピッチ3.1μm、1.1型の工業用単焦点レンズ「M111FM50」を開発したと発表した。
製造装置や基板実装装置、各種検査装置、各種工作機器など、マシンビジョン用途で使用されているメガピクセルカメラは、一層の高画素化が進んでいる。中でも、一部の製造装置・基板検査装置・印刷機などでは、特に高精細な画像が求められているという。
M111FM50は3.1μmピクセルピッチ・イメージャーに対応。同社の工業用レンズの中で最も高精細で、1.1型対角17.4mm(有効像円:17.6mm)までの幅広いカメラに対応できる。
最新の光学設計技術により、大口径ながら画面中心から周辺に至るまで、高解像・高コントラストな画像を提供できる。回転トルクを高く設定したことで、フォーカシング・絞り調整の際の操作性が向上した。さらに、独自のコーティング技術により、透過率も改善している。
同社では、これまで工業用メガピクセルレンズとして、1/1.8型対応の「M118」シリーズに6機種、2/3型対応の「M23」シリーズに7機種を展開していたが、1.1型対応レンズの追加により、工業用レンズのラインアップが充実した。これにより、用途に応じたさまざまな高画素対応のレンズを提案できるとしている。
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