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「転職回数」若手は2回、中堅は3回から採用企業の半数以上が気にするようにキャリアニュース

エン・ジャパンが人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」にて、転職コンサルタント135名を対象にした調査を実施。「ミドル層の転職回数と転職成功の可能性」について伝えている。

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 「転職回数が3回以上の場合は書類選考NG」など、転職回数を気にする企業もある。しかしミドル層になってくると、転職回数が多くとも職種・人物次第で円滑に転職できるケースもあるようだ。

 エン・ジャパンが2014年10月30日に発表した「ミドル層の転職回数と転職成功の可能性」についてのアンケート調査によると、82%のコンサルタントが「ミドル層は転職回数を3〜4回と重ねていても転職成功している」と考えていることが明らかになった。

 同調査で転職コンサルタントに「ミドル層の採用を検討する際、採用企業は何回ぐらいから転職回数を気にする傾向にありますか」と聞いたところ、2回までなら10.4%しか気にしないのに対し、転職回数が「3回」で41.5%(計51.9%)、「4回」で37.0%(計88.9%)が気にするようになるとの回答が集まった。

 なお若手層の場合、転職回数「2回」の時点で計54.1%が気にするようになり、ミドル層よりも厳しい結果となった。

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ミドル層の採用を検討する際、採用企業は何回ぐらいから転職回数を気にする傾向にありますか

 次に採用企業がミドル層の転職回数を気にする理由について尋ねると、第一に挙がったのが「定着に不安」(80%)。「キャリアの一貫性に不安」(39%)、「協調性に不安」(31%)が続いた。

 若手の場合では、ミドル層と同じく「定着に不安」(80%)が第1位に挙がったが、「ストレス耐性に不安」(51%)、「協調性に不安」(33%)、「能力に不安」(27%)が続く結果となった。

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ミドル層の採用を検討する際、採用企業が転職回数を気にする理由を教えてください。(複数選択可)

 ただし、ミドル層であれば、転職回数が多くても、職種・人物次第では十分に転職活動が成功する可能性はあるようだ。「担当したミドル層の求職者で、転職回数が多い方の転職成功実績はありますか」と聞いたところ、82%が「ある」と答えた。

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担当したミドル層の求職者で、転職回数が多い方の転職成功実績はありますか

 そこで、「ミドル層で転職回数が多い求職者のうち、どのような職種での転職成功実績が多いですか」と質問。その結果、「さまざまな経験から新たな発想が期待できるため、ひとつの企業より従来にないアイデアを期待している」、「転職は多いながらも、商品に関する知見・知識・客層は今後も生かせるから」、「業界・業種の知識、経験があるから」という理由で、「営業・マーケティング系」(41%)の転職が一番成功しやすいことが分かった。続いて多かったのが、「経営・経営企画・事務企画系」(34%)で、「回数が多くとも求めるスキルが合っていればよい」、「マネジメント能力があると判断できる方であれば、採用する方向で考えている」といったコメントがあった。

 製造業関連のエンジニアは、中位に位置している。ミドル層でも転職回数が多い場合は、転職活動が厳しくなってくるようだ。

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ミドル層で転職回数が多い求職者のうち、どのような職種での転職成功実績が多いですか。(複数選択可)

 最後に「転職回数が多いミドル層の求職者が、採用企業に評価されるポイント」について聞くと、「高い専門スキル」(71%)、「キャリアの一貫性」(52%)、「在籍した企業での実績」(43%)という回答が上位3つに挙がった。

 そのようなポイントを挙げた理由としては、「ミドルになればなるほど、即戦力性を求める傾向が強い」ことや「求職者が真剣に自身のキャリアを考え、構築してきたかが問われるため」などが挙げられている。

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ミドル層で転職回数が多い求職者を選考する際、採用企業はどのような点を評価しますか。(複数選択可)

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