ニュース
スイッチサイエンス、村田製作所「無線LAN Smartモジュール」を搭載した拡張ボード:組み込み開発ニュース
スイッチサイエンスが村田製作所の「無線LAN Smartモジュール Type YD」とモジュールを2mmピッチに変換する基板をセットした「ムラタ無線LANモジュールType YDブレークアウト」の販売を開始した。
スイッチサイエンスは2014年10月24日、村田製作所の無線LANモジュールを搭載した拡張ボード「ムラタ無線LANモジュールType YDブレークアウト」の販売を開始したと発表した。価格は3240円(税込)。
新製品は一般への小口販売が行われていなかった村田製作所製の「無線LAN Smartモジュール Type-YD(LBWA1ZAYDZ)」に、コネクタを2mmピッチに変換する基板をセットした(モジュールは変換基板に固定)製品。
無線LANチップにはBroadcomの「BCM43362」を搭載しており、IEEE 802.11b/g/nが利用できる。また、WPAやWPA2などに対応する認証クライアントソフト(サプリカント)や、TCP/IPなどの利用に必要なプロトコルスタックも内蔵されており、汎用マイコンを手軽にWi-Fi接続できる。
mbedについては村田製作所社より専用ライブラリ「SNIC Interface」やサンプルコードが提供されており、mbedアプリ-ションボードのXBee用ソケットに差し込むことですぐに無線LANが利用できる。
関連記事
- 組み込み開発ニュース:村田製作所がIoT機器向けの無線LAN Smartモジュール、mbed向けライブラリも提供
村田製作所は2014年9月10日、IoT機器の開発期間短縮やプロトタイピングに適した無線LAN Smartモジュール「LBWB1ZZYDZ-740」を同年9月下旬より販売開始すると発表した。あわせてmbedライブラリ「SNIC Interface」も公開する。 - 「mbed」で始めるARMマイコン開発入門(1):初歩から学ぶ、マイコン開発とARMプロセッサー
組み込みの世界では最も成功したプロセッサの1つ「ARM」を用いたマイコン開発にチャレンジします。クラウド開発環境「mbed」を使い、プログラムを書きながら回路をブレッドボードに実装、動作を確認しながらさまざまな内蔵デバイスの使い方をマスターしていきます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.