何に使うか「Edison」、ロボット制御や小型IoTエッジデバイスなどインテルが紹介:組み込み開発ニュース
米Intelの日本法人であるインテルは展示会「ITpro EXPO 2014」において、国内販売の決定した超小型コンピュータ「Edison」とその利用例を紹介している。
米Intelの日本法人であるインテルは2014年10月15〜17日まで開催の展示会「ITpro EXPO 2014」において、国内販売の決定した超小型コンピュータ「Edison」とその利用例を紹介している。
Edisonは35.5(幅)×25(高さ)×3.9(奥行き)mmという切手サイズの本体に、Atomアーキテクチャのデュアルコア「Silvermont」(500MHz駆動)とシングルコアの「Quark」(100MHz駆動)を組み合わせた超小型コンピュータ。1Gバイトのメインメモリ、4Gバイトのストレージ(eMMC)の他、インタフェースとして70ピンのI/Oコネクタ、802.11a/b/g/nの無線LANとBluetooth(4.0+2.0 EDR)も備えている。
同種のボード型コンピュータとしては「Arduino」や「Raspberry Pi」「Galileo2」なども存在するが、Edisonは(接続数にもよるが)Webサーバとしても利用できるほどのプロセッサ処理能力の高さと、技適認証を得ており国内でもすぐに利用できる無線LANの搭載が特徴といえる。
70ピンのI/Oコネクタは背面に用意されており、ボードと同時販売されるArduino用の拡張ボードやMicroUSB端子などを備えた拡張ボードを装着できる。また、米SparkFun ElectronicsがこのI/Oコネクタを利用する各種の拡張ボードを販売開始している(現時点では米国のみ)。
パワーのあるプロセッサと無線LANを内蔵するEdisonで何を作れるか、そして、何ができるか。これは手にしたベンダーやユーザー次第だが、ブースではぷらっとホームの超小型サーバ“OpenBlocks IoTファミリ”「OBSBX1」の他、9種のセンサーとバッテリーを搭載したインテル製の小型IoTエッジデバイス「Eaglet」も参考展示されていた。
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