トヨタ自動車のハイブリッド車累計販売が700万台を突破、9カ月で100万台ペース:エコカー技術
トヨタ自動車は、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数(プラグインハイブリッド車の「プリウスPHV」を含む)が、2014年9月末時点で705万台になったと発表した。2013年12月末に600万台を突破しているので、約9カ月で700万台を突破したことになる。
トヨタ自動車は2014年10月14日、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数(プラグインハイブリッド車の「プリウスPHV」を含む)が、同年9月末時点で705万台になったと発表した。2013年12月末に600万台を突破しているので、約9カ月で700万台を突破したことになる。
同社は、1997年にハイブリッドマイクロバス「コースターハイブリッドEV」と初代「プリウス」を発売。以降、ハイブリッド車の累計販売台数は、2002年3月に10万台、2005年10月に50万台、2007年5月に100万台、2009年8月に200万台、2011年2月に300万台、2012年4月に400万台、2013年3月に500万台、2013年12月に600万台を突破している。100万台を突破するまでに約10年掛かったが、その後は200万台までに2年3カ月、300万台までに1年半、400万台までに1年2カ月、500万台までに1年と売れ行きが加速していた。しかし、600万台までと700万台まではともに9カ月となっており、伸び率は落ち着きつつあるようだ。
トヨタ自動車は2014年9月末時点で、27モデルのハイブリッド乗用車、1モデルのプラグインハイブリッド車を、90以上の国・地域で販売している。同年1月に発売した「ノア/ヴォクシー」のハイブリッドモデルや、7月に発売した「レクサスNX300h」、10月下旬発売予定の「レクサスRC300h」などを含めて、2014〜2015年の2年間で新型のハイブリッド車を15モデル投入する予定である。
なお、2014年9月末までに販売したハイブリッド車によるCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車と比較して、約4900万トンに上ると試算されている。ガソリン消費抑制量は、同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較して約1800万kl(リットル)の効果があったという。
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