ニュース
三菱マテリアル、高送りラジアスカッターに難削材加工用モデルを追加:FAニュース
主切れ刃の角度を切れ味重視の低抵抗設計にしたことで、難削材とされるチタン合金・耐熱合金の加工に最適化。低抵抗設計のため、切削熱の上昇を抑え、熱による摩耗を抑制できる。
三菱マテリアルは2014年9月16日、高送り加工用ラジアスカッタ「AJXシリーズ」に難削材加工用「JLブレーカ」を追加し、販売を開始した。標準価格は950円〜1330円(税込み)。
JLブレーカは、難削材とされるチタン合金・耐熱合金の加工に有効な切れ刃を持つもの。主切れ刃の角度を切れ味重視の低抵抗設計にしたことで、チタン合金・耐熱合金の加工に最適化した。また、低抵抗設計のため、切削熱の上昇を抑え、熱による摩耗を抑制できる。
同ブレーカの追加により同社では、高送りラジアスカッタのAJXシリーズの用途が、これまでの金型工具からさらに拡大したとしている。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ソニー、難燃性再生プラスチック外販開始――最大99%の再生材使用率と高い耐久性
独自の硫黄系難燃剤により、最大99%の再生材使用率と高い耐久性・耐熱性を可能にした。添加物が従来の10分の1未満と極微量のため、環境負荷の低減にも貢献できる。 - 未来の机上工場を実現する小型3Dプリンタ「ARM-10」と切削加工機「SRM-20」
ローランド ディー. ジー.は、新シリーズ「monoFab(モノファブ)」のラインアップとして、光造形方式の小型3Dプリンタ「ARM-10」と小型切削加工機「SRM-20」の2機種を世界同時発売すると発表した。 - マグネシウムが変えるか、日本のエネルギー問題
「電気は貯められない」。現在のエネルギー政策は、この主張が大前提になっている。だが、東北大学未来科学技術共同センター教授の小濱泰昭氏は、この主張に真っ向から異議を唱える。太陽光でMg(マグネシウム)を精錬し、Mgを組み込んだ燃料電池に加工する……、こうして、電力を物質の形で蓄え、輸送し、新しいエネルギー循環を作り上げられるという。同氏は実際に機能するMg燃料電池も開発した。