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パナソニックがテスラの巨大リチウムイオン電池工場内に子会社を設立:工場ニュース
パナソニックは、米国の電気自動車(EV)ベンチャー・Tesla Motors(テスラ)が建設を計画しているリチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」内に子会社を設立したと発表した。
パナソニックは2014年10月3日、米国の電気自動車(EV)ベンチャー・Tesla Motors(テスラ)が建設を計画しているリチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」内に子会社を設立したと発表した。
今回設立したのは、EV向けのリチウムイオン電池セルを生産する「パナソニック エナジー ノースアメリカ(英語名:Panasonic Energy Corporation of North America、略称:PENA)」で、設立日は同年10月1日。所在地はネバダ州スパークス、資本金は500万米ドル(約5億4800万円)である。社長は北林正行氏が務める。建屋面積は55万5000m2。
テスラは2014年2月末にギガファクトリーの計画を発表(関連記事:テスラのリチウムイオン電池工場、単独で2013年の世界生産を超える規模に)。フル生産時の電池セルの年間生産規模が、2013年における世界全体のリチウムイオン電池セルの生産規模を上回る35GWhに達するなど、ギガファクトリーの名にふさわしい巨大リチウムイオン電池工場である。
パナソニックは2014年7月にギガファクトリーの建設協力で合意。同年9月には、建設地がネバダ州になることが決まっていた。
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