ニュース
岡野電線、産業ロボット用可動極細径LANケーブルの開発に成功:FAニュース
ロボットケーブルと極細径LANケーブルで培った技術を生かし、外径4.0mmの極細径の産業ロボット用LANケーブルを開発。90度の屈曲試験を1000万回以上クリアした高耐久性が特長となっている。
古河電工グループの岡野電線は2014年8月19日、繰り返し曲げに耐えられる極細径の産業用LANケーブルを開発したと発表した。販売開始は同年6月で2014年度中に1000万円以上の売り上げを見込んでいるという。
岡野電線では、2010年に業界最細径となる外径3.1mmの極細径LANケーブルを販売するなど、これまで産業用LANケーブルの高密度化に取り組んできた。今回、ロボットケーブルと極細径LANケーブルで培った技術を生かし、外径4.0mmの極細径の産業ロボット用LANケーブルを開発。90度の屈曲試験を1000万回以上クリアした高耐久性が特長となっている。
また、二重シールド構造で耐ノイズ性も高く、重量は約25kg/kmと細くて軽いため、可とう性にも優れている。そのため、小スペース配線や耐油性・耐熱性・難燃性・柔軟性が求められる産業用ロボットなどのLANケーブルに適している。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 沖電線、ケーブルの仕様・設計図を自動作成してくれる無料Webサービス開始
導体サイズ、用途、定格(電圧、温度)、心数、シールドの有無を選ぶと、その条件に当てはまるケーブルの仕様・設計図が自動的に表示される。 - オムロン、FPC/FFCケーブルの接続の手間を減らし外れにくくしたコネクタ新製品
回転バックロック式を採用。FPC挿入口から回転式スライダを独立させ、FPCを引き上げてもスライダが外れないように工夫している。 - 第5回 光と銅
実装分野の最新技術を分かりやすく紹介する前田真一氏の連載「最新実装技術あれこれ塾」。第5回は、光インタフェースと、銅を使う電気インタフェースのメリットとデメリットについて紹介する。