ついに本命登場!? 「ヒトの目」を備えたダイソンが提案するロボット掃除機:ロボット開発ニュース(1/2 ページ)
ダイソンは、サイクロン式ロボット掃除機「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」を世界同時発表し、日本でプレス向け説明会を開催。創業者であるジェームズ・ダイソン氏自ら新製品の特長や優位性をアピールした。
ダイソンは2014年9月4日、サイクロン式ロボット掃除機「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」(以下、ダイソン 360 Eye)を世界同時発表し、日本でプレス向け説明会を開催した。発売は2015年春で、日本で先行発売される予定。現時点では販売価格は未定である。
説明会に登場した創業者のジェームズ・ダイソン氏は「ダイソン 360 Eyeは16年間という歳月をかけて研究開発を進めてきたもので、確実にゴミを取り除くことができ、他のどのロボット掃除機よりも高い吸引力を実現したインテリジェントなロボット掃除機である」と説明。
ダイソン 360 Eyeは、独自開発の「360度ビジョンシステム」により、部屋の全方位を見渡せ、今、部屋の中のどの位置を掃除しているか、直前までどこを掃除したか、まだ掃除し切れていない場所はどこかを把握できるという。この視認システムと、同社独自のエネルギー効率に優れた高速回転デジタルモータ、サイクロン技術により、人の手を煩わせない高性能ロボット掃除機を実現できたという。
本体カラーは、「ニッケル/ブルー」と「ニッケル/フューシャ」の2種を用意。本体サイズは約120×242×230mmで、重さは約2.4kgである。特に、サイズがコンパクトで従来のロボット掃除機では難しかった椅子の脚の間など狭い部分にも入っていける。また、本体には一般的なロボット掃除機に搭載されているサイドブラシはなく、本体幅とほぼ同じサイズのブラシが搭載されている。「これまでのサイドブラシは、ただゴミをまき散らしていただけだったが、ダイソン 360 Eyeは本体幅いっぱいに広がるブラシと高い吸引力により、通ったところをしっかりと掃除することができる」(ダイソン氏)という。本体には、リチウムイオン電池を内蔵し、稼働時間は約20〜30分。専用ドックにより充電を行うことができる(充電時間は約120分)。センサー類は、赤外線センサー×2やジャイロセンサー、段差センサーなど合計22個が搭載されているとのこと。ちなみに、稼働時間は部屋のレイアウトの複雑さなどにより左右されるという。
プレス向け説明会では、他のロボット掃除機との吸引力の違いをデモして見せ、ダイソン 360 Eyeの優位性をアピール。「圧倒的な吸引力とともに、日本市場を意識して採用したカーボンファイバーとナイロンを組み合わせたブラシにより、フローリングの溝の中までゴミを捕らえることができる」(ダイソン氏)と、一度の掃除で床をきれいにできる点を強く押し出した。
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