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安川電機、クラス最速搬送の新型パラレルリンクロボットを開発FAニュース

クラス最速とされる3kg可搬時150cpm、1kg可搬時230cpmの搬送能力を持つ。ボディ部分は直径80mmの中空構造で、中空部にホースなどの配線・配管ができる。日本食品衛生法認証の自己潤滑樹脂を採用し、カバーのない関節部をグリスレス化した。

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 安川電機は2014年8月25日、使いやすさと衛生管理のしやすさを追求した新型のパラレルリンクロボット「MOTOMAN-MPP3H」を発売した。食品・薬品・化粧品などの小物製品やその中間製品の搬送・整列・箱詰めのためのパラレルリンク機構を採用した「MOTOMAN-MPP3」をモデルチェンジしたもの。

 MOTOMAN-MPP3Hは、クラス最速とされる3kg可搬時150cpm、1kg可搬時230cpmの搬送能力を持つ。手首軸許容慣性モーメントは0.017kg・m2で、ダブルハンドを使用した高速搬送もできる。動作範囲は3kg可搬クラス最大の1300×H300mm、フットプリントは同クラス最小の750mm2で、広い動作範囲ながらコンパクトな搬送システムが構築可能だ。

 ボディ部分は直径80mmの中空構造となっており、中空部にホースなどの配線・配管ができる。そのため、ロボットの動作や周辺設備を考慮して配線ルートを確保する手間を軽減。また、日本食品衛生法認証の自己潤滑樹脂を採用し、カバーのない関節部をグリスレス化。従来使用されていた食品用グリスが搬送物に落下することがなくなり、衛生面も向上した。

 セットアップも簡単で、アプリケーションソフトを使うことで、搬送条件に合わせてPCでロボットの動作を設定できる。

 価格はオープン。パラレルリンクロボットシリーズ全体で、年間400台の販売を目指すという。

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MOTOMAN-MPP3H 外観

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