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京セラドームで座席から「ビールの売り子さん呼び出し」、アプリックスのBeacon利用:組み込みニュース
野球場で応援しながらスマホアプリでビールの売り子さんを呼び出せる――そんなシステムが京セラドーム大阪に導入された。
アプリックスIPホールディングスは2014年8月22日、同社のBeaconモジュール「MyBeacon Pro MB004」が京セラドーム大阪に導入されたと発表した。メディアアクティブのスマートフォンアプリ「野球場NAVI」と連携し、「座席にいながらビールの売り子を呼び出す」などのサービスを提供する。
MyBeacon Pro MB004は異なる通信方式に対応したBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)の通信モジュールを2つ備えることにより、「規格に適合したBeaconとして世界で唯一、成り済まし防止機能を搭載した製品」(同社)という。
通信モジュールを2つ搭載するが、電子認証および位置情報、URLのデータストレージ機能を利用しない場合には片方の通信モジュールを停止し、消費電力を抑えることもできる。価格は10個を同梱した「スターターパック」で1万円(税別)、2万台を一括発注する「2万台ロット」では1台当たり500円(税別)となる。
スマートフォンアプリ「野球場NAVI」はiOS/Android版が用意されており、「近くの売り子を呼ぶ」機能の他、「売店を探す」「施設マップ/球場おすすめ商品の閲覧」などを利用できる。「近くの売り子を呼ぶ」機能は球場内でのみ、利用できる。
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