電源にも愛を! オムロン各種サポートの充実を含めた“総合力”をアピール:TECHNO-FRONTIER 2014
オムロンは、「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア) 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、電源製品を出展。提案の中心に据えたのは、製品の性能だけではなく、サポートなどを含めた“総合力”だった。
オムロンは、「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア) 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、電源関連製品を出展。電源製品そのもののアピールだけでなく、365日のコールセンター対応などサポートを含めた“総合力”を訴えた。
オムロン インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 産業機器統轄事業部 販促部 部長の下小牧義文氏は「電源製品は製品単独で使うものではなく機器に組み込んで利用するため、周辺機器との組み合わせのしやすさや、サポート体制の充実などが、製品購入の大きな要素となる。今回の出展ではこれらを提案の中心に据え、差別化を狙った」と語る。
そのためブースで最も大きくアピールしたのが、365日のコールセンター対応や緊急配送対応だ。コールセンター関連では、海外からの問い合わせでも日本語で対応できるジャパンデスクを用意したことも特徴。その他、テスト機貸し出しサービスなども行っている。下小牧氏は「生産の海外移転や製品展開のグローバル化が進む中、これらの顧客企業のニーズに合ったサポート体制を充実させる必要がある。これらに応えていく」と話している。
さらに、同社の部品ライブラリを2014年10月から順次、図研の電気CAD「E3.series」とEPLANの電気CAD「EPLAN」に提供することを紹介した。提供ライブラリを利用することで、電気CADへの登録工数を削減できる他、設計エラーによる仕様都度確認や後戻りなどの工数削減が実現できるという。下小牧氏は「製品力を高めていくことは当然のことだが、電源製品は製品そのものでは差別化できる領域は限られつつある。CADとの連携など企業としての取り組みでユーザーメリットを生み出す“総合力”を強みとしていく」と述べていた。
FAメルマガ始めました
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信をスタートしました。FAニュースをはじめ、PLCや産業用ネットワーク、産業用ロボット、インダストリー4.0など注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
関連記事
- インドでも自動化の波!? オムロンが世界5カ所目となるFA技術の情報発信基地を設立
オムロンは、インドでも生産自動化の動きが広がることを見据え、同国にFA技術の情報発信基地を開設した。同施設は日本、中国、欧州、米国に次ぐ世界5カ所目となる。 - モノづくりをビッグデータ分析! 富士通がオムロン草津工場で実証実験開始
富士通は、オムロンの草津工場においてプリント基板表面実装ラインの品質向上および生産性改善のためにビッグデータ分析の実証実験を開始した。 - オムロン逆転の発想、「カイゼン」と「省エネ」は同じことだった
生産のQCD(品質、コスト、納期)を見直すカイゼン活動は、現場力の見せ所だ。一方、省エネはこれまで現場から離れた工場の管理部門の役割だとされてきた。QCDと省エネを同じ目線で捉えると何ができるのだろうか。オムロンの事例を小寺信良が紹介する。 - 特集サイト「TECHNO-FRONTIER 2014」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.