イーソル、「OpenRTM-aist」と「ROS」のフレームワーク連携を参考展示:ETWest2014
西日本唯一の組み込みシステム技術専門展示会「Embedded Technology West(ETWest)2014」が、グランフロント大阪(大阪府大阪市)で2014年7月29、30の両日に開催された。イーソルは、ロボット開発用のミドルウェア「OpenRTM-aist」と「ROS(robot operating system)」を連携させるデモ(参考展示)を行っていた。
西日本唯一の組み込みシステム技術専門展示会「Embedded Technology West(ETWest)2014」が、グランフロント大阪(大阪府大阪市)で2014年7月29、30の両日に開催された。イーソルのブースでは、ロボット開発用のミドルウェア「OpenRTM-aist」と「ROS(robot operating system)」を連携させるデモ(参考展示)を行っていた。
OpenRTM-aistはロボットの「頭脳」に相当するさまざまな機能を共通部品化した知能ソフトウェアモジュール(RTコンポーネント)を開発するためのミドルウェア。一方のROSも同じくロボット開発および制御用のミドルウェアだが、OpenRTM-aistに比べるとハードウェア制御に強いという違いがある。
イーソルが展示していたOpenRTM-aistとROSの連携では、OpenRTM-aistのコンポーネントとROSのパッケージを相互連携させており、OpenRTM-aistのGUIツールであるRT System Editorで接続操作を行える。デモでは、ROSのフェイストラッキングパッケージをRT System Editor上で接続し、搭載カメラで人物を認識する小型ロボットを動かしていた。
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