オリエンタルモーター、「AZシリーズ」に4種のギヤードタイプを追加:FAニュース
複数の歯車で構成される機械式センサーを採用。個々の歯車の角度を認識して位置情報を検出することで、バッテリーを不要にした。産業ロボットや液晶、半導体製造装置、自動車製造設備、工作機械、物流搬送などの用途を想定している。
オリエンタルモーターは2014年6月24日、クローズドループステッピングモーターユニットαSTEPアブソリュートセンサー搭載「AZシリーズ」に4種類のギヤードタイプを追加したと発表した。
AZシリーズはバッテリー不要でアブソリュート方式の位置決めが可能。平歯車機構で低価格の「TSギヤードタイプ」、太陽歯車中心に遊星歯車機構でTSギヤードタイプより高トルクの「PSギヤードタイプ」、ハーモニックプラネタリ遊星ギヤを採用してノンバックラッシの「HPGギヤードタイプ」、ハーモニックギヤを採用しノンバックラッシで高トルクの「ハーモニックギヤードタイプ」の4種類をそろえている。
複数の歯車で構成される機械式センサーを採用。個々の歯車の角度を認識して位置情報を検出することで、バッテリーを不要にした。従来のアブソリュートセンサーはバッテリーを使用して位置情報をバックアップする方法が一般的だが、バッテリー保守によるメンテナンスコストの上昇と、輸送や破棄、リサイクルなどの取り扱い上の問題があった。AZシリーズはそうした問題を解決する製品だとうたっている。
産業ロボットや液晶、半導体製造装置、自動車製造設備、工作機械、物流搬送などの用途を想定。5年後には月間5000台の販売を目指している。
FAメルマガ始めました
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信をスタートしました。FAニュースをはじめ、PLCや産業用ネットワーク、産業用ロボット、インダストリー4.0など注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- オリエンタルモーター、新5相ステッピングモーターユニットを発売
RKIIシリーズに、業界最小クラスの小型直行軸ギヤードタイプ。 - オリエンタルモーター、小型化したクローズドループステッピングモーター拡充
「αSTEP」高効率 ARシリーズでDC電源入力。位置決め機能内蔵タイプとパルス列入力タイプを用意。それぞれ5種類のモーターサイズをラインアップする。 - オリエンタルモーター、DC電源入力のステッピングモーターユニット「CVKシリーズ」を発売
低速域高トルク化・低振動化した2相と、全速度域で高トルク化・低振動化した5相。