工学院大学が教育機関向けサイトライセンスで「MATLAB/Simulink」を全学に導入:モデルベース開発
The MathWorksは、教育機関向けサイトライセンスであるTAH(Total Academic Headcount)ライセンスにより、工学院大学がモデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」を全学に導入したと発表した。
The MathWorks(以下、MathWorks)は2014年6月24日、教育機関向けサイトライセンスであるTAH(Total Academic Headcount)ライセンスにより、工学院大学がモデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」を同大学内に導入したと発表した。
TAHライセンスとは、MathWorksが教育機関向けに展開しているMATLAB/Simulink製品のライセンスオプションの1つ。ライセンスが有効な期間中、対象となる教育機関に在籍する学生および教職員全員が、ユーザー数の制限なくMATLAB/Simulink製品を利用できる。今回、工学院大学が締結したTAHライセンスでは、MATLAB/Simulinkの他、データ解析や信号/画像処理/通信、制御系設計/物理モデリング、自動コード生成ツールなどを含む50製品が使用可能だという。また、大学内のPCだけでなく、学生の個人用PCでの利用も可能である。
工学院大学では、これまで研究用にMATLAB/Simulinkを利用していた。今後は、学生がMATLAB/Simulinkを学習することで、実践的な工学教育のさらなる発展と、産業界の第一線で活躍するエンジニアの輩出を図っていく。同大学情報科学研究教育センター所長の田中輝雄氏は、「自動車/電機/通信/医療などの分野の研究開発が、C言語からMATLAB/Simulinkに置き換わりつつある現状を踏まえ、TAHライセンス契約を行った」と述べている。
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