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充電インフラの整備には「BMW i8」みたいなカッコいい電気自動車が必要!今井優杏のエコカー☆進化論(11)(1/4 ページ)

米国の西海岸で開催されたBMWのプラグインハイブリッド車「i8」の国際試乗会に参加した筆者。i8のスポーツカーとしてのデザイン性や性能以外に実感したこととは?

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サンタモニカの国際試乗会に参加した筆者と「i8」

 こんにちは! いきなり暑くなってきましたね。

 こんなふうになってくると、コトの真意や諸説はもとより、実感としての日本の熱帯化を憂えてしまう今日このごろです。

 実は私は国内レース、つまりモータースポーツのお仕事もしているのですが、“暑さ”というのはモータースポーツにおいても決して人ごとではありません。ここで問題になってくるのは気温の高さ=路面温度の高さ

 私がもう1つの職場として籍を置く国内最高峰モータースポーツ「スーパーGT」では、今や主要タイヤメーカーが多く参戦し、世界でも類を見ない“タイヤ戦争”の様相を呈してきています。しかし路面温度が高いと、そのタイヤの摩耗に大きな影響を及ぼすのです。

 消しゴムをライターの火に近づけたら溶けちゃう! みたいに、熱されたアスファルトはタイヤをどんどん飲み込んでしまいます。タイヤが減ればグリップは失われますし、グリップしなければタイムは良くならない。

2014年の「スーパーGT」第3戦はうだるような暑さに
2014年の「スーパーGT」第3戦はうだるような暑さに(クリックで拡大) 出典:Lexus Racing

 ですから予想外の気温になればレースは混乱します。結果、観戦している方は面白いのですが、タイヤ開発に関わるチームも、メーカーからタイヤを買って参戦しているチームも、どのみち頭の痛い事象が増えてしまう。まさに先日、大分県で行われたレースでそれを痛感してきました。折しもその日は、サーキットにもほど近い大分県の日田市が、全国で今年初となる猛暑日を記録したのです。

 モータースポーツで開発された技術は市販車にもフィードバックされますから、この暑さと耐久性に関する問題はこの辺もとても興味深い“エコカー☆進化論”的トピックスではあるのですが、その話はまた違う機会に。

 でも、そういうことがクルマを取り巻く環境の1つとして起こっているということを書いてみたくなった連日の夏日です。皆さんもご自愛くださいね。

アメリカ西海岸で「BMW i8」の国際試乗会に参加!

 さて今日の本題は、以前この連載でも取り上げた「BMW iシリーズ」の第2弾、「i8」!

 既に「i3」は日本でも販売が始まっていますが、これからもう1つのiシリーズ、プラグインハイブリッド車(PHEV)のi8が登場します。ドイツ本国ではこの6月に、そして日本導入は当初の発表から少し遅れて夏の終わりくらいになりそうですが、私の知人は既に注文済みだそうな! その革新的なスタイルと話題性から、国内外のカーマニアやセレブリティから、早くも熱いラブコールを受けている模様です。

 このi8の日本発売に先駆けて、アメリカ・西海岸のサンタモニカで行われた国際試乗会に参加してきました。

サンタモニカの国際試乗会に参加した筆者と「i8」
サンタモニカの国際試乗会に参加した筆者と「i8」(クリックで拡大)

 そこで見たのは日本よりもはるかに進みまくった電気自動車社会……。これから日本はどこを目指せばいいのでしょうか。

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