ベッドに「Galileo」――生体情報をセンシングする「スマートベッド」:ESEC2014 速報
イノテックは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展。「インテル Quark SoC搭載 高感度シートセンサー・ソリューションサービス」と題し、Quarkプロセッサを搭載した開発ボード「Galileo」と、シート状のピエゾフィルムセンサーを組み合わせた「スマートベッド」のデモシステムを披露した。
イノテックは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展。「インテル Quark SoC搭載 高感度シートセンサー・ソリューションサービス」と題し、Quarkプロセッサを搭載した開発ボード「Galileo」と、シート状のピエゾフィルムセンサーを組み合わせた「スマートベッド」のデモシステムを展示していた。
会場では、ベッドで寝ている人の状態(生体情報)を、シート状のピエゾフィルムセンサーで取得。その情報をGalileoで分離・分析処理して、無線通信でゲートウェイ機器に送り、ディスプレイに表示するデモを実演してみせた。ちなみに、インテルのブースでも同様のソリューション適用例として「スマートチェアー」の実演デモをしていた。
シートセンサーから取得できる生体情報は「心拍」「体動」「呼吸」「音声」の4つ。「Galileo(Quark)の展開イメージの1つとして考案。病院や介護施設での利用、遠隔医療、高齢者の見守りサービスなどでの利用を想定している」(担当者)という。
展示会場では、920MHz帯特定小電力無線通信でGalileoとゲートウェイ機器を接続していたが、「他にも、3G/LTE、2.4/5GHz無線LAN、24GHzマイクロ波、76GHzミリ波などに対応した各種通信モジュールとアンテナを取りそろえているので、用途に応じて使い分けることもできる」(担当者)とのこと。
「具体的なビジネス展開はまだ」(担当者)とのことだが、将来的には医療機器メーカーや家具・ベッドメーカーなどと協力して、発展させていきたい考えだ。
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