オムロンソフトウェアとNTTドコモ、「ウェアラブル 伝票認識システム」を参考展示:ESEC2014 速報
オムロンソフトウェアは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展し、「画像認識ソリューション」を披露。その具体的な活用例として、NTTドコモと共同開発を進めている「ウェアラブル 伝票認識システム」(参考出品)のデモを実演してみせた。
オムロンソフトウェアは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展し、OCR、パターンマッチング、バーコードリーダーなどの画像処理技術を組み合わせた「画像認識ソリューション」を披露。その具体的な活用例として、Android搭載のスマートグラスに各種画像認識技術を搭載して、伝票の読み取りを行う「ウェアラブル 伝票認識システム」(参考出品)のデモを実演してみせた。このシステムは主に宅配業者に向けたもので、2014年内の導入を目指し、現在、NTTドコモと共同開発を進めているそうだ。
デモで使用していたのは、VUZIX社製のAndroid搭載スマートグラス「M100」。ここに、同社の「手書き郵便番号認識」「バーコード認識」「マーク認識」を搭載することで、伝票に記載されている届け先の郵便番号、指定配送時間などを認識できる。なお、住所と運送料金の情報は前述の情報から自動取得される。M100の画面に表示される各種情報(認識画面)はジェスチャー操作でスライドさせることができる(ジェスチャー認識はM100に標準で搭載されている機能を利用)。
M100は、無線通信(BluetoothもしくはWi-Fi)でスマートフォンと接続され、認識した情報はスマートフォンの通信回線を介して本部の基幹システムなどに送られる仕組みだ。「当社が保有する画像認識ソリューションはスマートフォンが登場して活用の幅が大きく広がったが、スマートグラスのようなウェアラブル端末の登場により可能性がさらに増した」(担当者)。なお、今回のデモではVUZIX社製のスマートグラスを利用していたが、Andoridを搭載する端末であれば他のメーカーのものでも基本的に利用可能だという。
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