OSSだからって仕方なくない! エニアが組み込みLinuxの高可用化を推進:ESEC2014 開催直前情報
エニアは、「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」で、組み込み機器向けの商用Linuxディストリビューション「EneaLinux」や、Linux向けのハイアベーラビリティ(高可用化)ミドルウェア「Element」、メモリ常駐型高速データベース、リモート監視ソリューションなどを紹介する。
2014年5月14〜16日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第17回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2014)」が開催される。
ESEC2014の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ESEC2014の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
さて、今回紹介するのは、組み込み機器向けの商用Linuxディストリビューション「EneaLinux」を展開するエニアだ。
「Linuxベースの組み込み機器開発を応援」
エニアは、通信機器向けを中心にソフトウェア製品を開発/販売してきたスウェーデンの企業である。ESEC2014では、EneaLinuxの他、Linux向けのハイアベーラビリティ(高可用化)ミドルウェア「Element」やメモリ常駐型高速データベース、リモート監視ソリューションといった「Linuxベースの組み込み機器開発を応援する」(エニア)製品群を紹介する。
ソフトウェア製品の紹介だけでなく、評価ボードを使ったデモも行う。中でも、Freescale Semiconductorのプロセッサ「QorIQ P1」を搭載する「P1025ボード」を使った、EneaLinuxとElementを組み合わせての動作デモは注目。同デモを通じて、今後の組み込み機器の開発で重要な役割を果たすであろう「Linuxの高可用化」を示したい考えだ。他にも、XilinxのプログラマブルSoC「Zynq-7000」上でのEneaLinuxの動作デモ、高速SQLデータベースのデモなどを予定している。
「Linuxベースの組み込み機器開発は多くの分野で浸透しており、組み込みLinuxを取り巻くトレンドも一段落した感があります。しかし、本格的に効率の良い優れた開発を目指すのであれば、まだまだ改善すべき課題は山積みです。ESEC2014の会場では、Linuxベースで組み込み機器を開発されるメーカーのソフトウェア技術者の方々と、開発の課題や今後の方向性などについて意見交換したいと考えています。『OSSのLinuxだから仕方ない』と諦めている課題はありませんか? それに応える解があるかもしれません。Linuxを使っている方、あるいはこれからLinuxを利用しようとされている方に、ぜひエニアブースに来ていただきたいと考えています」(エニア)。
第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)
会期 | 2014年5月14日(水)〜16日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(10日(金)のみ17:00に終了) |
会場 | 東京ビッグサイト |
ブースNo. | 西2-56 |
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