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ヤンマーエネルギーシステム、エンタープライズPLMとしてArasを採用:PLMニュース
柔軟性、アジャイル方式の導入アプローチ、グローバルへの拡張性が導入の決め手となった。
Arasは2014年4月23日、空調機・発電機メーカーのヤンマーエネルギーシステムが、同社の製品情報・プロセス管理ソリューション「Aras Innovator」を採用したと発表した。
ヤンマーエネルギーシステムは、CADファイル管理、文書管理、設計変更管理、ワークフローと安全なファイル変換を含む企業全体の製品情報とプロセスの管理のため、Arasの製品ライフサイクル管理(PLM)システムを採用したという。
Arasの柔軟性、アジャイル方式の導入アプローチ、グローバルへの拡張性が、導入の決め手となったとしている。
米Arasは2000年創業のPLMベンダーで、同社の特徴が2007年から展開する「エンタープライズ・オープンソース・ビジネスモデル」というビジネスモデルだ。これは、PLMソフトウェアそのものは無償で、サポート費用やメンテナンス費用、カスタマイズを行うSIヤーへのライセンス費用などで利益を得るという、一種のサブスクリプション型のビジネスモデル。提供するPLMソフトウェアのIPはArasが保持し、サポート契約を結んだユーザー企業に対しては無償でバージョンアップなども行う。実際のPLMソフトウェアを使用して本格導入前に評価できる他、費用をかけずにスモールスタートが可能である点について、評価を得ているという。
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