日産の新型「ムラーノ」は北米市場から投入、2014年後半に発売:車両デザイン
日産自動車は「ニューヨークモーターショー2014」で世界初公開する新型「ムラーノ」の詳細を発表した。従来は日本市場から発売していたムラーノだが、3代目となる新型ムラーノは、2014年後半に北米市場から投入を始める予定。
日産自動車は2014年4月14日(米国時間)、「ニューヨークモーターショー2014」(一般公開日:2014年4月18〜27日)で世界初公開するクロスオーバーSUV「ムラーノ」の新モデルの詳細を発表した。
3代目となる新型ムラーノは、2014年後半に北米市場から投入を始める予定。2003年発売の初代モデルと2008年発売の2代目モデルは、最初に投入した市場は日本だった。製造も米国で行われる。ミシシッピ州のCanton(キャントン)工場で9種類のモデルを組み立て、100以上の市場に輸出する計画である。
新型ムラーノの外観デザインは、同社のクロスオーバーSUV「エクストレイル」や「キャシュカイ」、「ジューク」と同じく、フロントフェイスに統一デザインモチーフの「V-モーションシェイプ」を採用。ヘッドランプとリアコンビネーションランプも、統一デザインモチーフの「ブーメランシェイプ」が際立つデザインとなっている。大開口の自動開閉サンルーフ「パノラミックムーンルーフ」も装備した。ガラスパネル開口時のスライド距離は従来比で40%、開口面積も同29%増えている。
内装関連では、インストゥルメントパネルの中央に7インチサイズの「Drive-Assistディスプレイ」を配置し、ヘッドユニット部にはマルチタッチ対応の8インチタッチパネルを搭載。このタッチパネルで、カーオーディオやカーナビゲーションの操作を行うので、スイッチの数は従来の25個から10個にまで減った。「ソーシャルラウンジ」というコンセプトの下、後席にも前席と同様の快適性を付与するため、高速シートヒーターやUSB接続ポートを装備。膝回りの広さも1.4インチ(約3.5cm)拡大した。
燃費性能については、約130ポンド(約59kg)の軽量化や、Cd値で0.31を実現した空力特性、パワートレインの改良により、従来比で約20%の燃費向上を実現したという。
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