GMが新型「ボルト」を生産へ、デトロイト工場に4億4900万ドルを投資:工場ニュース
General Motors(GM)は、プラグインハイブリッド車「Chevrolet Volt(ボルト)」の新モデルなどの生産に向けて、米国ミシガン州デトロイト市近郊の工場に4億4900万米ドル(約457億円)を投資する。
General Motors(GM)は2014年4月8日(米国時間)、次世代電動車両と先進的なリチウムイオン電池パックの生産に向けて、米国ミシガン州デトロイト市近郊の工場に4億4900万米ドル(約457億円)を投資すると発表した。
投資を行うのは、Chevrolet(シボレー)ブランドのプラグインハイブリッド車「Chevrolet Volt(以下、ボルト)」などの車両組み立てを行っているHamtramck(ハムトラムク)工場と、リチウムイオン電池パックを生産しているBrownstown(ブラウンズタウン)工場である。ハムトラムク工場は、新型ボルトの他、新たに投入する2車種の組み立てに対応する最新設備を導入するために、3億8400万米ドル(約391億円)を投資する。残りの6500万米ドル(約6625万円)を投資するブラウンズタウン工場では、新型ボルトに搭載する次世代リチウムイオン電池パックを生産する計画だ。
ハムトラムク工場では、ボルトに加えて、Cadillac(キャデラック)ブランドの「Cadillac ELR」やOpel(オペル)ブランドの「Opel Ampera」といったプラグインハイブリッド車を生産。これらの他、シボレーブランドの「Malibu」や「Impala」なども生産している。ハムトラムク工場がボルトの生産を担うことが決まった2009年以降、投資額は累計で10億米ドル以上に達しているという。
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