さあ、C言語プログラミングを始めよう!:完全マスター! 組み込みC言語プログラミング(1)(2/2 ページ)
これから組み込みシステムのプログラミングを学びたい人を対象に、C言語を使ったマイコン制御プログラムの“イロハ”を解説していきます。本連載を通じ、組み込みシステム開発特有の“特別なC言語の使い方”をマスターしよう。
「MinGW」でCプログラムを実行する
早速、Cプログラムを実行してみましょう。テキストエディタで次のCプログラムを入力します。
#include <stdio.h> int main(void) { printf("こんにちは\n"); return 0; }
MinGWをデフォルトのままインストールすると、「C:\MinGW\msys\1.0\home\ユーザー名」がホームディレクトリになります。ここにプログラム「hello.c」を保存しましょう。
さて、ここで「hello.c」をコンパイルするのですが、現在のMinGWでは「gcc」コマンドのパスが誤って設定されています。そこで、“C:\MinGW\msys\1.0\etc\profile”をテキストエディタで開いて、
19行目を
export PATH=".:/usr/local/bin:/c/mingw/bin:/bin:$PATH"
と変更し、さらに21行目を
export PATH=".:/usr/local/bin:/bin:/c/mingw/bin:$PATH"
のように追加修正します(赤字部分)。
MinGWは、UNIXの世界なので、Windowsとは改行コードが異なり、メモ帳ではうまく改行されません。筆者は「TeraPad」を使用していますが、UNIXのテキストファイルが編集できるテキストエディタをあらかじめ用意しておきましょう。
それでは、Cプログラムを実行してみましょう。MinGWを起動し、「gcc」コマンドを実行してみます。
うまく「gcc」コマンドが使えるようになりました。
次に「hello.c」をコンパイルし、実行します。
うまくできましたか。それでは最初の宿題です。
宿題1:インチの値を、センチメートルとフィートに換算
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