Maxim Integrated Products(マキシム)は2014年2月25日、4〜20mAループ駆動温度トランスミッタ「Novatoリファレンスデザイン」を発表した。
Novatoリファレンスデザインは、HART(Highway Addressable Remote Transducer)通信プロトコルを使用して4〜20mAの電流ループ経由でリモートセンサーからの温度測定値を中央制御装置に送信する。±0.1%または±1.0度以上の高精度で−200度〜+850度の温度測定が、3.2mA以下の低消費電流で可能になる。Novatoは、2、3、または4線式RTD(測温抵抗体)センサー入力をサポートし、PT100〜PT1000の任意の種類のRTDで動作するため、広範な産業用アプリケーションに最適としている。
単価は99ドルから。
関連記事
- 「不良率を5年で94%削減」、マキシムが車載事業拡大に向け品質向上に取り組む
車載事業拡大に向けた取り組みを進める大手アナログICベンダーのMaxim Integrated Products(マキシム)。「欠陥ゼロの精神」のもと出荷品質の向上に努めており、2013年の不良率は、2008年比で94%減って、数ppmのレベルまで低減できているという。 - Maxim Integrated、省電力化や作業を改善する工場向けインテグレーテッドシステムデザインを発表
回路図、レイアウトファイル、およびファームウェアを完備した3つのサブシステムをカスタマイズして組み合わせることで、ファクトリーオートメーションを簡素化することが可能になる。 - たった1本の光ファイバーが1万箇所以上の温度センサーに――データセンター向け温度測定システム
富士通ネットワークソリューションズは、1本の光ファイバーで1万箇所以上の温度分布を10cm間隔で正確かつリアルタイムに測定できる「光ファイバー温度測定システム」の販売を開始。データセンター内での活用を見込む。 - 良品づくりのリフロー炉の操作方法と現場の人材育成方法
はんだ付けに用いるリフロー炉の操作方法や、実装ラインの品質を管理する現場の人材育成の手法を解説する本連載。第5回は、同一プロファイルによる多機種リフローについて紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.