国産第1号電卓の発表から50周年――シャープ、新製品デザイン投票を実施:記念モデルとして製品化
シャープは、国産第1号電子式卓上計算機(電卓)「CS-10A」の発表から50周年を迎えたことを記念し、12種類のデザイン画像から、製品化したい電卓のデザインを投票する「50周年記念 新製品デザイン投票」を開始した。
シャープは2014年3月18日、国産第1号電子式卓上計算機(電卓)として知られるオールトランジスタ電卓「CS-10A」の発表(1964年3月18日発表、発売は同年6月)から50周年を迎えたことを記念し、12種類のデザイン画像から、製品化したい電卓のデザインを投票する「50周年記念 新製品デザイン投票」を実施すると発表した(投票期間は2014年3月18日〜4月10日)。
50周年記念 新製品デザイン投票は、同社会員サイト「SHARP i CLUB」の専用ページ(会員登録無料)から行える。結果発表は2014年6月下旬を予定。投票数の多かったデザインを50周年記念モデルとして製品化し、同年夏以降に販売する計画である。ベースとなるデザインは、液晶の表示角度を調整できるチルトディスプレイ電卓(税率設定機能付き)。サイズは109×180×14mmで、高級感を重視したアルミパネルと、フラット・スリムデザインを採用する(検討中のため変更の可能性もある)。
同社は、CS-10Aの発表以来、「小型・薄型化」「低消費電力化」など、さまざまな技術開発に取り組み、累計約7億台の電卓を生産。2005年12月にはIEEEにより歴史的偉業として評価され、「IEEE マイルストーン」に認定されている。ちなみに、IEEE マイルストーンは、これまでボルタ電池やフレミングの二極管など世界で約140件が認定済み。2010年4月には同社の太陽電池も選ばれている。
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