「なんばグランド花月」にドドーンと設置――300V型マルチディスプレイシステムが舞台を演出:吉本興業100周年×シャープ100周年
シャープは、同社の60V型業務用液晶ディスプレイ「PN-V602」を25台設置した大型マルチディスプレイシステムを、吉本興業が運営する劇場「なんばグランド花月」に納入したことを発表した。
シャープは2012年4月24日、同社の60V型業務用液晶ディスプレイ「PN-V602」を複数台設置した大型マルチディスプレイシステムを、吉本興業が運営する劇場「なんばグランド花月」に納入したことを発表した。同月から運用を開始しているという。
納入された大型マルチディスプレイシステムは、PN-V602を5×5の25面(隣接するディスプレイ間のフレーム幅は6.5mm)設置し、300V型相当(約376cm×約668cm ※フレーム幅含む)の大画面を実現するものだ。PN-V602が備えるエンラージ(拡大)機能および額縁補正機能により、1つの画像を25面に拡大表示することができ、マルチディスプレイ構成時でも自然な映像表現を可能にする。
また、PN-V602はLED AQUOSシリーズで用いられているUV2A(Ultraviolet induced multi-domain Vertical Alignment)技術を搭載した液晶パネルを採用しており、LEDバックライトとの組み合わせにより、明るく高精細な映像コンテンツが表示できる。そのため、従来にない舞台演出が可能になるという。
なお、この大型マルチディスプレイシステムは、劇場ステージ正面に設置され、映像配信システムによってコントロールされる。
この他、チケット売り場および物産販売コーナーに設置されるデジタルサイネージのディスプレイもシャープ製のものが複数台採用されているとのこと。
今回のディスプレイシステムの納入は、吉本興業の創業100周年(1912年4月1日創業)を機に行われる同劇場の全面リニューアルに伴うものだ。一方、システムを納入するシャープも同じく今年(2012年)9月15日に創業100周年を迎える(関連記事)。
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