ダイハツが2014年内に新型「コペン」以外の“新ジャンル車”を投入:車両デザイン
ダイハツ工業は、2014年に投入する新型車として、「コペン」の後継となる軽スポーツカーの他、「新たなジャンルのクルマ」を計画していることを明らかにした。
ダイハツ工業は2014年1月30日、2014年3月期(2013年度)第3四半期(2013年10〜12月期)の決算を発表。同期の決算説明会資料の中で、「新しい骨格構造の軽スポーツカーや新たなジャンルのクルマにもチャレンジ」(資料から抜粋)する方針を明らかにした。
「新しい骨格構造の軽スポーツカー」とは、2013年11月開催の「東京モーターショー2013」や2014年1月開催の「東京オートサロン2014」で披露したコンセプトカー「KOPEN」をベースとした車両である。樹脂外板をスマートフォンのカバーケースのように着せ替えできることを特徴としており、樹脂外板に関する仕様データを一般公開する方針なども打ち出されている(関連記事:新型「コペン」の樹脂外板関連の設計データ、ダイハツが一般ユーザーにも提供へ)。発売は2014年前半の予定だ。
一方、「新たなジャンルのクルマ」については、どのようなタイプの車両であるかは言及されていないものの、2014年内に発売される計画だ。新型軽スポーツカーが2014年前半なので、2014年後半に発表される可能性が高い。
この新たなジャンルのクルマについては、スズキが2013年12月に発売した「ハスラー」のような軽SUVと予測する向きもある(関連記事:スズキが新型軽自動車「ハスラー」を発売、軽ハイトワゴンとSUVを融合)。一方、「新たなジャンル」という言葉を考慮すると、既に他社から発売されている軽SUVではなく、東京モーターショー2013でコンセプトカーとして発表された、ミニバン並みの1850mmという全高を持つ「DECA DECA」のような車両の可能性もある。
関連記事
- ダイハツの新型「コペン」は2014年前半発売、会見の最中には生着替えも!?
ダイハツ工業は、「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日〜12月1日、東京ビッグサイト)において、軽オープンスポーツカー「コペン」の新モデルを2014年前半に発売すると発表した。プレスカンファレンスでは、コペンの樹脂外板を数分で着せ替えるデモンストレーションも行われた。 - ダイハツが液体燃料電池車開発に傾ける本気度を見よ、「FC凸DECK」は実際に走る
ダイハツ工業が、「第43回東京モーターショー2013」に出展した、同社の「貴金属フリー液体燃料電池」を搭載する軽トラックのコンセプトカー「FC凸DECK」は、実際に走行できる車両だ。FC凸DECKが、大型放射光施設「SPring-8」内の敷地を走行している映像も公開されている。 - ダイハツの次世代エンジンは「マイクロ波プラズマ燃焼」で燃費を向上!?
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、「オートモーティブワールド2014」において、ダイハツ工業やイマジニアリングと開発を進めているマイクロ波プラズマ燃焼システムを紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.