ライセンスによるハードウェア機能制御をアピール、日本セーフネット:ET2013ニュース
日本セーフネットは「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展」において、ソフトウェア保護と柔軟な管理を可能にする組み込みシステム向けソリューション「Sentinel Embedded」に関する展示を披露。スロットカーに同製品を組み込み、USBキーの抜き差しでスロットカーの走行機能を制御するデモを実演してみせた。
米SafeNetの日本法人である日本セーフネットは2013年11月20〜22日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展」において、ソフトウェア保護と柔軟な管理を可能にする組み込みシステム向けソリューション「Sentinel Embedded」に関する展示を披露。
Carre(カレラ)社製のスロットカーに同製品を組み込み、ドングル(USBキー)の抜き差しでスロットカーの走行機能を制御するデモを実演してみせた。
Sentinel Embeddedとは、一言でいうと、必要な機能ごとにライセンスを発行して、使える機能を制御するソリューションだ。これにより、機器メーカーは機能ごとに製品をラインアップ(開発・製造)する必要がなくなり、ハードウェアを1本化できる。「これはユーザーにとってもメリットがあり、最初はスモールスタートで、必要最低限の機能だけで運用し、途中から機能を追加することが容易に行える。従来だとハードウェアそのものを代える(買い替える)必要があったが、ライセンスを発行(購入)してもらうだけで済んでしまう」(説明員)。具体的な適用イメージとしては、複合機や計測器、ルータなどが考えられるとのことだ。
展示会場で披露されたスロットカーによるデモでは、スロットカーに備わっているスピードの切り替えや走行レーンの変更、2倍速走行、ライトの点灯といった機能を制御対象とし、それぞれにライセンスを設定。制御コンピュータに接続されているUSBハブにライセンスが付与されたドングルを抜き差しすることで、スロットカーの走行機能を制御してみせた。「ドングルが抜き差しされたら、制御コンピュータでその状況を認識し、無線で対象となるスロットカーに変更指示(許可されたライセンスを付与)するという流れだ」(説明員)。
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