ニュース
山洋電機、EtherCATインタフェース搭載ACサーボアンプ新製品を発表:FAニュース
高性能ACサーボアンプ「SANMOTION R」ADVANCED MODELのEtherCATインタフェース搭載モデルに新製品を発表。入力電圧AC200VモデルとAC100Vモデルの機能・性能向上、および新たにDC48Vモデルを追加した。
山洋電機は2013年11月6日、ACサーボアンプ「SANMOTION R」ADVANCED MODELの、EtherCATインタフェースを搭載したモデルに新製品を追加したと発表した。入力電圧AC200VモデルとAC100Vモデルにおいて機能・性能を向上させ、新たにDC48Vモデルを追加した。新モデルの発売は2013年12月2日の予定。
新しいモデルでは、EtherCATの通信周期を従来モデルの0.50msから0.125msへと4倍に高速化。これにより位置指令が細分化され、装置の動作がよりスムーズになる。
また、EtherCAT自身の指令同期機能に加え、専用回線による独自通信での位置フィードバック同期機能を搭載。ワークガイドを2本で構成し平行に駆動させるガントリシステムの制御性が向上する。さらに、位置決め運転における台形軌道生成に加え、加速・減速度を変化させるジャークプロファイル機能も追加。加速・減速・停止時の振動を低減できる。
主にチップマウンタなど小型・省スペースが要求される装置や、半導体製造装置、工作機械などでの使用を想定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- いまさら聞けない EtherCAT入門
産業用オープンネットワーク「EtherCAT(イーサキャット)」をご存じだろうか。工場などの産業用オートメーションにおいて、フィールドネットワークのオープン化が進む中、なぜEtherCATの存在感が増しているのか。誕生背景やメカニズム、活用シーンなどを詳しく解説し、その秘密に迫る。 - そもそも“オープンネットワーク”とは何か?
車載ネットワーク「CAN」をべースとし、医療/産業分野などの装置・車両内のネットワーク制御に用いられている「CANopen」について詳しく解説する。 - 山洋電気、EtherCATインタフェース搭載の多軸ACサーボアンプを発売
ACサーボシステム「SANMOTION R ADVANCED MODEL」シリーズの新製品。100Mbps、最短通信周期を125μsの高速通信が可能。射出成形機、搬送機器などに向く。