日産のEV「ブレイドグライダー」は地上を滑空する感覚、市販も視野に:東京モーターショー2013(2/2 ページ)
日産自動車は、「第43回東京モーターショー2013」において、グライダーと三角翼をモチーフにした次世代電気自動車(EV)のコンセプトモデル「ブレイドグライダー」と、直近でフルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジを予定している車両の数々を披露する。ブレイドグライダーの紹介映像も公開中だ。
「スカイライン」「ティアナ」の新モデルも
ブレイドグライダーの他には、2013年11月〜2014年3月にかけて発売する新型車やビッグマイナーチェンジを行う車両も展示する。
展示する新型車は4車種ある。2013年11月11日に発表を予定している新型「スカイライン」(関連記事:「インフィニティQ50」がラインオフ、ハイブリッドやステアバイワイヤを搭載)、2013年12月に発売する新型「エクストレイル」(関連記事:新型「エクストレイル」は単眼カメラだけで自動ブレーキ、価格低減も実現)、2014年初旬に発売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車「DAYZ ROOX」(関連記事:軽スーパーハイトワゴンは競争激化、日産と三菱自が車名と外観デザインを発表)、2014年3月末までに発売する新型「ティアナ」である。
ビッグマイナーチェンジを行う車両は3台。2013年12月にはミニバン「セレナ」とコンパクトカー「ノート」に、「エマージェンシーブレーキ」や「LDW(車線逸脱警報)」などの運転支援システムを搭載する。2014年1月には、上級ミニバン「エルグランド」について、フロントフェイスの大幅な変更や荷室の拡大を施すとしている。
これらの他、EV「リーフ」では、スポーツタイプの「リーフ エアロスタイル」を2013年12月に追加する。商用EV「e-NV200」は2014年3月末までに国内市場に投入する予定である。
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