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超小型EV「コムス」が2人乗りになって登場、ドアも付いた:東京モーターショー2013
トヨタ車体は、「第43回東京モーターショー2013」において、超小型電気自動車(EV)「コムス」の2人乗りモデル「T・COM」を初公開する。
トヨタ車体は2013年11月6日、「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日〜12月1日、東京ビッグサイト)において、超小型電気自動車(EV)「コムス」の2人乗りモデル「T・COM」を初公開すると発表した。
2012年7月に発売されたコムスは、一般ユーザー向けの「P・COM」、業務用の「B・COM」とも1人乗りだった(関連記事:1人乗りEV「コムス」はコスト低減で60万円以下に、セブンイレブンが宅配に採用)。これに対してT・COMは、車両の前後に1人ずつ乗車できるタンデムレイアウトにより2人乗りが可能である。「お子さまの送迎、ドライブデートなど2人乗りならではの利用に最適」(同社)だという。
T・COMの外形寸法は全長2395×全幅1145×全高1575mm。1人乗りのP・COMと比べて、全長は同じで、全幅が50mm、全高が75mm大きいだけである。なお、P・COMとB・COMは、第一種原動機付き自転車(四輪)となっているが、T・COMは国土交通省が定める超小型モビリティ認定制度に対応しているという(関連記事:超小型車の認定は軽自動車をベースに保安基準を緩和、地方公共団体が窓口に)。
また、顧客から要望の多かったハードカバー(ドア)を装備した。P・COMとB・COMはドアを装備しておらず、オプションでソフトカバーのキャンバスドアを選択できるだけだった。
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