グラフィックス技術から無線画像伝送まで――アクセル&ニューゾーンが多彩なソリューションを披露:ET2013 開催直前情報
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展」において、アクセルは12台のディスプレイに4K映像を表示する迫力のデモや、子会社のニューゾーンが手掛ける新技術などを披露する。
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(以下、ET2013)」が開催される。
ET2013の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2013の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
さて本稿では、アミューズメント機器分野で大きなシェアを持つグラフィックスLSIベンダーのアクセルの展示について紹介する。アクセルは今回、同社製品とともに子会社のニューゾーンの新製品も展示する。
大迫力12画面のサイネージデモに加え、産業/農業分野のソリューションも
画像処理技術に定評のある国産グラフィックスLSIベンダーのアクセルは、子会社であるニューゾーンとの融合をテーマにET2013に出展する。ブースでは、複数の大型ディスプレイを使ったデジタルサイネージのデモなど、アクセル製品のみならず、ニューゾーンと共同開発した産業/農業分野向けソリューションの展示も行う。
アクセルの展示では、グラフィックスボード「AG10」を3枚使って、4K映像を12台の大型ディスプレイに1枚の動画のように同期を取って表示するという大迫力のデモを披露する。そして、ニューゾーンとの共同提案ソリューションでは、32インチディスプレイを内蔵した全面ディスプレイ型自動販売機を展示。この自動販売機は、アクセルの映像表示技術とニューゾーンの無線伝送技術を使用し、無線経由で管理センター側から販売機の情報を知ることができるもので、災害などの緊急時にはセンター側から販売機にメッセージを流すことも可能だ。もう1つのデモは、ニューゾーンが開発・販売する狭帯域用静止画伝送ボード「NZ103B」を使ったセンシングシステムだ。各種センサーからの情報とカメラで撮影した静止画をデジタル簡易無線で送ることで、温室、圃場(ほじょう)などの情報を遠隔地から取得できるというもの。低コストで、離れた場所の農地やビニールハウスなどを管理することを想定しているという。
アクセルはLSIやボード単体の提供だけでなく、最終製品を意識した開発環境やツール類の整備に力を入れている他、国内メーカーならではのサポートも強みとしている。今回の展示は最終製品に近いものにして、同社製品の応用の可能性を体感してもらいたいと考えているという。
Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)
会期 | 2013年11月20日(水)〜22日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00(21日(木)のみ18:00終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
株式会社アクセル・ブースNo. | C-35 |
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