Ethernet開発/対応を短期間かつ最小リソースで――日本モレックス:SCF2013 開催直前情報
システムコントロールフェア2013に出展する日本モレックス。「MOLEXのEthernetソリューション」を展示テーマに掲げ、機器/装置メーカーのEthernet開発/対応に貢献するための豊富な製品群を紹介する。
2013年11月6〜8日の3日間、産業分野の自動化・制御に関する最新の技術・製品が一堂に集結する「システムコントロールフェア2013(SCF2013)」が開催される。
SCF2013の開催に先立ち、MONOist FAフォーラムではSCF2013の特設ページを設け、注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを紹介する。
今回紹介する日本モレックスは、SCF2013の展示テーマとして「MOLEXのEthernetソリューション」を掲げる。
Ethernet開発/対応を短期間、最小リソースで
オープン化の潮流にともない、FA現場におけるEthernetの利用は拡大している。同社では数あるEthernetの中でもEtherNet/IP、PROFINET対応の製品・ソリューションをソフト/ハード/コネクタでラインアップ。機器メーカーのEthernet開発、装置メーカーのEthernet対応に貢献するための豊富な製品群をSCF2013の同社ブースで紹介する。
同社ブースの見どころは、多くの納入実績を誇るPC用ネットワークボードだ。展示する最新ボード(近日リリース予定)は、4xのEthernetポート、同期制御、セーフティにも対応可能で、搭載するロボットやパネコンの機能をさらに拡張できるという。
また、MOLEX製品用に開発されたEtherNet/IPも紹介。PROFINETのプロトコルスタックを開発キットとしてソースコードで提供する。その他、同社コネクタでの高品質基準で開発されたハードにMOLEXのプロトコルスタックが搭載されたIP67対応のEtherNet/IP・PROFINET用IOブロックを展示する。
「シリアル系、Ethernet系などのオープンネットは依然普及しており、今後も市場は拡大する。しかし機器メーカーにとっては、どのネットワークに対応すべきか? どのように開発すべきか? といった疑問が常に付きまとう。当社ではEthernet系のトップ2であるEtherNet/IPとPROFINETのプロトコルを開発、機器メーカー向けにソースコードで提供し、最小限のリソースでトップ2のイーサーネット対応を実現する」(同社)。
システムコントロールフェア2013(SCF2013)
会期 | 2013年11月6日(水)〜8日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00 |
会場 | 東京ビッグサイト |
日本モレックス | ブースNo.:S-44 |
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