ホンダが“バイクとやかん”でCEATEC初出展、高効率コージェネをイメージ:CEATEC 2013
ホンダがCEATECに初出展。バイクとやかんを高効率コージェネレーションに見立てたコンセプト展示などを行う。
ホンダは2013年9月25日、IT&エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」(2013年10月1〜5日、幕張メッセ)の出展概要を発表した。CEATEC JAPANには初出展となる。同社は、「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現を目指して、再生可能エネルギー技術や電動化モビリティーの開発と事業活動に取り組んでおり、その成果となる「Hondaスマートホームシステム(HSHS)」やパーソナルモビリティー「UNI-CUB」などを展示する。
展示テーマは、「家にもエンジンを」、「屋内にもモビリティーを」、「つながるクルマを」の3つ。「家にもエンジンを」では、エネルギーを家庭でつくり、消費する「家産・家消」の提案として、HSHSのエネルギーマネジメント技術を紹介するとともに、その核となる家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを展示する。高効率コージェネレーションのコンセプトを体感できるように、ガスエンジンによる発電ユニットを二輪車に、排熱を利用する給湯システムを湯気が出るやかんに見立てた展示を中核に据える。
「屋内にモビリティーを」では、屋内での自由な移動の提案として、新しいパーソナルモビリティーであるUNI-CUBの試乗や「体重支持型歩行アシスト」を披露する。「つながるクルマを」では、クルマが家や街や人とつながる便利で楽しい生活の提案として、車内から家電を操作するデモンストレーションを行う他、安心で快適な運転をサポートするICTサービスなどを紹介する。
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