ドコモ、ウェアラブル端末「インテリジェントグラス」をCEATECで披露:CEATEC 2013
NTTドコモは、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」(会期:2013年10月1〜5日)において、次世代の情報コンシェルジュの世界を体験できるウェアラブル端末「インテリジェントグラス」を披露する。
NTTドコモは2013年9月17日、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」(会期:同年10月1〜5日)において、次世代の情報コンシェルジュの世界を体験できるウェアラブル端末「インテリジェントグラス」を、同社展示ブース内「R&D」コーナーに出展すると発表。現在、同社はCEATEC JAPAN 2013のスペシャルサイトをオープンしており、インテリジェントグラスをアピールしている。
同製品は、将来のウェアラブル端末の実現に向けた研究の一環として開発されたもので、5つの利用シーンに応じた機能が搭載されている。
1つ目は、スマートフォンの画面をインテリジェントグラスに表示させ、ハンズフリーで長時間の動画コンテンツを閲覧できる「手ぶらでムービー」。2つ目は、顔認識技術を利用し、端末を通じて見た相手の情報をメガネのディスプレイに表示させることが可能な「見るだけインフォ(顔認識)」。3つ目は、文字認識技術により、端末を通して見た外国語のメニューや看板を日本語に翻訳表示させる「見るだけインフォ(文字認識)」。4つ目は、身の周りにあるものをディスプレイやキーボードとして利用し、入力操作が行える「なんでもインターフェース」。そして、最後の5つ目は、端末を通して見ている視界に表示される仮想のアイコンやキャラクターなどを、あたかも現実の物体を動かすような感覚で操作できる「空間インターフェース」である。
同社ブースでは、R&Dの他、「新領域」「New Models」コーナーを設け、1人1人のスマートライフの実現に向けた多様なサービスや先進的な技術を、体験型のデモンストレーションやステージなどを通して分かりやすく紹介するという。
市場調査会社の矢野経済研究所は、ウェアラブルコンピュータ、特にGoogleの「Google Glass」に代表されるようなスマートグラスが花開くのは、2015年以降になるだろうと予測している(関連記事)。国内携帯キャリア最大手のNTTドコモがスマートグラス市場に参入するとなればこの予測を大きく超える可能性も出てくるかもしれない。
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