日産がNISMOブランドのスマートウオッチを開発、スマホ連携で車両情報を表示:車載情報機器
日産自動車は、モータースポーツ子会社であるNISMOブランドのスマートウオッチ「NISMO Watch」を開発。スマートフォンとの連携によって車両情報などを表示する際のイメージ映像が公開されている。
日産自動車は2013年9月9日(欧州時間)、モータースポーツ子会社であるNISMOブランドのスマートウオッチ「NISMO Watch」を開発したと発表した。同年9月10日から開催される「フランクフルトモーターショー」でコンセプトモデルを公開する。
NISMO Watchは、走行効率、平均速度、燃料消費量の他、テレマティクスデータなどの車両情報、内蔵の心拍計で計測した心拍を表示できる。車両との連携は、車両と接続したスマートフォンの専用アプリとBluetooth Low Energyを介した通信で行う。TwitterやFacebookなどのSNSと連携する機能も備えている。
リチウムイオン電池で動作し、Micro USBインタフェースを使って充電できる。満充電であれば、通常の利用で7日間動作し続けるという。本体色は3種類用意されており、黒、白、そしてNISMOカラーの赤/黒がある。
バイオメトリックトレーニングをNISMOファンへ
NISMOでは、ドライバーのパフォーマンス向上のために、バイオメトリクス計測を活用したトレーニング(バイオメトリックトレーニング)を行っている。このバイオメトリックトレーニングを、NISMOブランドのファンが体験できるようにするために開発されたのがNISMO Watchである。
バイオメトリックトレーニングから、NISMO Watchのようなウェアラブルデバイスへの展開を計画している技術が3つある。1つ目は、心電図を使って早期に疲労の兆候を見つけ出すというもの。2つ目は、脳波計によって集中力や感情の波を検知し、「完全に集中した状態(In The Zone)」になることを支援する技術だ。3つ目になるのが、皮膚温度の計測による、体幹温度と水分量の推定である。
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