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新型「フィット」生産に向けて、ホンダの寄居工場が稼働:フル稼働時は年産25万台
ホンダは、小型車の新たな国内生産拠点として建設を進めてきた埼玉製作所寄居工場(埼玉県寄居町)における生産を開始したと発表した。同工場では、2013年9月の発売を予定している新型「フィット」の生産を行う予定である。
ホンダは2013年7月9日、小型車の新たな国内生産拠点として建設を進めてきた埼玉製作所寄居工場(埼玉県寄居町)における生産を開始したと発表した。
寄居工場は従業員数が約2000人で、フル稼働時の年間生産能力は約25万台。「最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出す」ことをコンセプトに、約95万m2の敷地面積のうち28万m2人を緑地にしつつ、最先端の生産技術の導入と高効率な生産体質の構築によって世界トップクラスの省エネルギーを実現した工場を実現したという。
寄居工場では、ミニバン「フリード」や、2013年9月の発売を予定している新型「フィット」の生産を行う予定である。
なお、寄居工場が属する埼玉製作所は、エンジン生産を行う小川工場(埼玉県小川町)、多機種混流生産に対応した狭山工場(埼玉県狭山市)と合わせて、3拠点での運営体制が整ったことになる。
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