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これがアタラシイ時代のハイブリッド! 「レクサスIS300h」はエコも走りも両立今井優杏のエコカー☆進化論(1)(1/3 ページ)

自動車ジャーナリストの今井優杏さんが、注目のエコカーと搭載技術を紹介する新連載がスタート。元レースクイーンで、現在はモータースポーツイベントでMCとしても活躍中であり、2013〜2014年の日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める今井さんがエコカーの進化に迫る!

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今井優杏のエコカー☆進化論

 MONOistオートモーティブフォーラムをご覧の皆さま、はじめまして! 自動車ジャーナリストの今井優杏です。

 イキナリ開き直った感じで無理クリ明るくごあいさつさせていただきましたが、実は青息吐息のワタクシ、今井。

 あまりにオカタイ記事の羅列が続くこのMONOistオートモーティブフォーラム内で連載を始めさせていただくに当たり、愛機・Lenovo G570のWordを立ち上げたり落としたり、書き出したり訂正したり、意味不明の動揺を数日間にわたり続けておりました(実話)。こんなにカッチリしたWebメディアで、一体どうやって皆さまにご挨拶したらよいのやら、普段のキャラを封印して、突然ドマジメキャラに変身しなくちゃいけないのかしら、なんてね。

 しかし「ご自身の好きなように書いてくださいね」という編集部の方の激励により、連載の方向性をようやく決断。ここではとかく閉じた世界であるところの自動車の先進技術を、明るく・楽しく・前向きに☆考えていきたいと思います。

 皆さまにもお茶受け気分で楽しんでもらえたら嬉しいな。どうぞ、御贔屓(ごひいき)に!



 皆さまもご存じの通り、自動車業界ではエコ技術が花盛り。

 いわゆるガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドはもちろん、ディーゼルハイブリッド、プラグインハイブリッドもおなじみになってきました。それ以外にも、昨年(2012年)ようやく“鎖国”を終えたクリーンディーゼルをはじめ、電気自動車(EV)、果ては燃料電池車やバイオフューエル車まで、その動力や燃料は今や多彩を極めています。それどころか、とどまることなくどんどん進化し、各国モーターショーはまさに先進技術発表会の様相を呈しているほど!


※写真はイメージです

 ほんの数年前まではプロトタイプだった技術が実車投入され、量産モデル化されていく加速度はますます増しており、世界中が大きなエコレースをしているかのよう。

 というのも、各国で燃費やCO2排出量の規制が年々厳しくなっていて、それをクリアしないことには厳しい罰金が科せられるなど、環境負荷を低減しなければメーカーとして生き残ることもできなくなっていく過酷な時代が、既に到来しつつあるからなのです。

 しかしそれをネガティブに捉えることなかれ。

 クルマ好きの目線から見れば、これほど面白い時代はないですよ! おかげで市販車にもこんなにたくさんの最新技術の選択肢があるんです。楽しまなくてどうする。

 環境との共存という大きな岐路に立たされた自動車メーカーから、これでもかと繰り出されるパンチの数々は、バリエーションとともに洗練され、ハイブリッド=面白くない乗り味という図式すらどど〜んとひっくり返しつつあるほどです。

 今や環境負荷低減技術は“アタリマエ”。

 その先にFUNがあるかどうかが問われる時代に入ってきました。

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